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環境調査、避難めぐり紛糾

建設工事などについて説明する防衛省と沖縄防衛局の職員ら。さまざまな疑問の声にも「継続して配備を進めたい」と答えた=13日夜、市民会館大ホール

建設工事などについて説明する防衛省と沖縄防衛局の職員ら。さまざまな疑問の声にも「継続して配備を進めたい」と答えた=13日夜、市民会館大ホール

駐屯地建設説明会開く
「準備整い次第着工」

 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、防衛省沖縄防衛局は13日夜、「石垣島駐屯地(仮称)」の建設工事に伴う住民説明会を市民会館大ホールで開いた。環境影響評価(アセス)や住民の避難方法などをめぐって不満が噴出するなど紛糾、「住民は理解していない」との声に防衛省は「われわれとしては石垣島への陸自配備は重要と考えており、継続して配備を進めたい」との方針を繰り返し説明した。

 同省は7日夜、配備予定地周辺4地区対象の説明会を宮良公民館で開催したが、4地区公民館は「防衛省の一方的な都合」として拒否、川原公民館で27日に住民と面談するよう求めている。この間に着工しないよう要求もしている。この日の説明会には約100人が出席した。

 防衛省の説明によると、今年度中に発注予定の造成工事など9件について5件で契約し、うち4件は地元企業。7日の説明会では契約済みは1件だったが、この間に手続きが進んだことになる。同省は「準備が整い次第、工事に入る」と説明、隊庁舎や弾薬庫など施設の建設工事については「来年度以降の契約を考えている」とした。

 説明会では、有事の際の具体的な避難方法について「そういう事態が起きないようにするため、隙のない防衛体制を構築する」「仮定の話に答えることは難しいが、国民保護計画でしっかり取り組む」と述べるにとどまり、出席者が「ちゃんと答えろ」「どこに逃げればいいのか」と怒声が飛び交うなど騒然とする場面もあった。

 環境アセスで水環境や自然環境の調査を求める声にも「県条例の対象外なので条例に基づくアセスは実施しないが、現況調査を行った後、可能な限り対策する」と説明。質問者は「これまでの環境への影響について一言も説明がない。国がやる仕事なのに住民の意見を聞かずに堂々と開発しようとしている。めちゃくちゃだ」と声を荒げた。

 無断開発の可能性が指摘されたジュマールゴルフ場の取得・賃貸については、▽都市計画法に抵触する▽取得する前に事実関係を調査する責任がある—との指摘もあった。同省は「必要な法令に基づき適法に手続きをした」と答えた。

 同ゴルフ場をめぐっては、「予定地は当初はずれていたが、推進派の市議が所有するジュマールに寄った」との疑問も。同省は「まったく関係ない」と否定、「当初、現在の土地は入っていなかったが、現地調査などを行った結果、一定の土地が高台にあること、災害対処の拠点になることなどさまざまな観点から総合的に決めた」とした。

  • タグ: 陸上自衛隊配備計画
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