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「チリツモ広報」運用開始

テープカットの後、広報業務を担い出発するゴミ収集車=8日午前、真栄里公園駐車場

テープカットの後、広報業務を担い出発するゴミ収集車=8日午前、真栄里公園駐車場

「チリツモ広報」のシステム図

ごみ収集車が情報お届け
新たな付加価値、全国初

 石垣市で家庭ごみ収集車に設置したスピーカーから行政や各地域の情報を発信するシステム「チリツモ広報」の本格運用が8日、始まった。チリツモ広報により、各公民館の催しから行政情報まで地域コミュニティーに特化した内容を市民へ届けることが可能になった。デジタルIOT技術を駆使し、収集車と情報発信ツールを組み合わせた全国初の取り組みとして期待が寄せられている。

 チリツモ広報は石垣市清掃事業協同組合(前盛均代表理事、5社)が所有するごみ収集車15台を使用。車内に搭載したタブレット端末内の専用アプリを用いて各種情報を放送。端末を車内のアンプに接続し車外に設置されたスピーカーから音声が流れる。端末のGPS機能をアプリが読み込み、収集地域が変わるとシステムのメインサーバーが位置情報を認識し、放送内容も自動で切り替わる仕組み。これにより各地域に沿ったローカル情報を効果的に発信できるようになった。

 これまで市は街宣広報を公用車で行っていたが、チリツモ広報で公用車にかかるコストも削減される。

 同組合と事業提携する合同会社MBC(前野尚史代表)=大川=は、地域や行政情報を無料放送する方針。収集車の運用費は月に1台当たり約1万円かかるため、今後、民間広告のCMを流し媒体利用料で費用を捻出する計画だ。

 8日午前、真栄里公園駐車場で出発式があり、MBCの宮里康一沖縄支店長は「ごみ収集の現場に光をあて、新たな付加価値をつける取り組みとして第一歩を切れた。地域のために活用してもらい、石垣島から県内や全国の自治体にシステムの提供を拡大したい」と力強くあいさつ。

 前盛代表理事は「三位一体となって市民サービスの向上につなげたい」と意気込んだ。

 このほか、中山義隆石垣市長、産振公社の大西克典氏が来賓祝辞。関係者によるテープカットの後、収集車5台が出発した。

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