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地元野菜 安定供給へ 本田さん、島内で整備

実証栽培用耐候性ビニールハウスの前で作業を行う本田哲也さん=1月11日、浦田

実証栽培用耐候性ビニールハウスの前で作業を行う本田哲也さん=1月11日、浦田

JA与那国支店 耐候性ビニールハウスで実証栽培

 【与那国】地元産の野菜を安定して供給できないものか—。JAおきなわ与那国支店野菜生産部会の本田哲也部会長(37)=祖納=が実証栽培用耐候性ビニールハウスで昨年9月からキュウリやナス、クシティ(コリアンダー)、スイートコーンなど野菜の栽培に取り組んでおり、同年11月から本格的な出荷を行っている。「この時期はキュウリとナスが引きも切らない」とうれしい悲鳴を上げている。

 町内では、野菜の大半を石垣島や本島から仕入れており、台風の影響に加え冬場の悪天候で船便の欠航が続くと野菜が不足し、一般家庭や飲食店、宿泊業者が野菜の確保に奔走する現状がある。

 このため、四季を通して野菜の安定供給が求められており、同部会が島外産野菜への依存を解消しようと要請。JAおきなわが農業振興対策実証栽培支援事業を活用して島内に2棟連結のドーム型ビニールハウスを2棟整備した。

 ハウス1棟は長さ27㍍、幅6㍍、高さ3.2㍍。ハウス内は、ミスト状に噴霧するスプリンクラーが取り付けられているため適度な湿度が保たれている。

 本田部会長が借用して実証栽培を行い、収穫も順調で現在では石垣市内のスーパーにも出荷できるようになっている。実証栽培を通して栽培技術の普及や施設栽培に適した野菜の選定など効果的な方法を構築する考えだ。関係者も「島の園芸の普及が図られるのでは」と注目する。

 町産業振興課の田島政之主任主査は「この事業が地域の野菜不足の解消につながれば生産者にとっても町全体にとっても良い」と期待する。(田頭政英通信員) 

  • タグ: JAおきなわ与那国支店耐候性ビニールハウス
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