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陸自住民投票を否決

平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例の原案に賛成する議員(起立)。可否同数となり、議長裁決で否決された=1日午後、本会議場

平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例の原案に賛成する議員(起立)。可否同数となり、議長裁決で否決された=1日午後、本会議場

可否同数、議長裁決で
3択修正案も否決

 有権者の37%に当たる1万4263筆で直接請求のあった石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例案は1日、市議会(平良秀之議長)の臨時会で、急きょ総務財政委員会(砥板芳行委員長、8人)の審議を経て採決が行われた結果、反対多数で否決された。先に「賛成」「反対」に「どちらでもない」を加えた3択の修正案が野党側から提出されたが、反対多数で否決。続く2択の原案は可否同数となったが、議長裁決で否決された。中山市長は記者団に「議会で否決されたので実施はできない」と述べた。

 条例案が付託されていた総務財政委は、県民投票予算案の可決後に審議を行い、県民投票と同日実施を求める野党側の強い意向でこの日に結論を出すことになり、3対4の賛成少数で否決された。

 本会議で委員会報告の後、野党の長浜信夫氏が3択とする修正案を動議で提出、休憩を求めて調整したが、与党側に翻意する議員はおらず、10対9の反対多数で否決された。与党の仲間均氏が修正案に対して態度を表明しなかったが、原案の採決では賛成に回ったため、10対10の可否同数となり、平良議長が「否決」を支持して否決となった。

 公明石垣の石垣達也氏がいずれの議案の採決でも退席した。

 修正案での討論で野党側は「県民投票でも与野党が譲歩した。住民投票を実現させたいという思いで提案に至ったと思う」(花谷史郎氏)、「1万4000筆余りの権利を奪ってはならない」(井上美智子氏)、「署名への思いを踏みにじってはならない。修正案で投票権の確保を」(大濱明彦氏)、「市民の声を聴くことにおびえてはいけない」(前津究氏)などと訴えたが、自民会派は猛反発。

 「(長浜氏が)総務財政委の審議の内容をまったく聞いていないとは、あきれてものが言えない。時機も逸している」(石垣亨氏)、「野党の大失態。多種多様の意見を出そうとしたが、野党が聞く耳を持たなかった」(我喜屋隆次氏)、「委員会で否決されて変えるのはおかしい。選択肢の話をないがしろにしたのは野党だ」(友寄永三氏)などと批判した。  

 議長裁決を受け、野党側は議長の不信任決議案を動議で提出したが、議会運営委員会で追加議案として認められなかった。

住民投票条例案採決

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