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補償問題解決の記録本を贈呈 戦争マラリア遺族会

出版された「八重山戦争マラリア問題解決の記録」を中山義隆石垣市長(手前左)に贈呈する、著者の篠原武夫氏(手前右)と八重山戦争マラリア遺族会の会員ら=1月31日午後、市役所庁議室

出版された「八重山戦争マラリア問題解決の記録」を中山義隆石垣市長(手前左)に贈呈する、著者の篠原武夫氏(手前右)と八重山戦争マラリア遺族会の会員ら=1月31日午後、市役所庁議室

行政関係機関に50冊

 八重山戦争マラリアの遺族らが補償問題解決に力を注いだ歴史を記録した「八重山戦争マラリア問題解決の記録—国の慰藉(いしゃ)事業実現—」がこのほど出版され、編著者の篠原武夫氏(77)や八重山戦争マラリア遺族会(佐久川勲会長)の会員らが1月31日、中山義隆市長や西大舛髙旬竹富町長ら行政関係機関に50冊を贈呈した。

 遺族らが国家補償を求めて1989年に始めた活動が、慰藉事業で決着を見て、現在に至るまでの30年の歴史を、篠原氏の新聞投稿や資料などでまとめた。

 出版に当たっては八重山広域市町村圏事務組合(理事長・中山義隆市長)から助成金65万円を受け、1月29日付で初版の300冊を発行した。

 同日午後、市役所で行われた贈呈式で、遺族の一人として活動した著者の篠原氏は「何としても犠牲者の名誉を回復したい、このまま政府につぶされては大変なことになるという思いだった。平和教育にも活用できるように歴史資料も収録した」と述べた。

 中山市長は「慰藉事業に向けて大変な努力だった。八重山で起こった犠牲の記録が平和への思いを醸成させると思う。教育委員会を通じて活用させていただく」と述べた。

  • タグ: 戦争マラリア
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