八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

旧宮良殿内で消防訓練

文化財防火デーにちなむ消防訓練で、消火活動を行う消防隊員ら=29日午後、旧宮良殿内

文化財防火デーにちなむ消防訓練で、消火活動を行う消防隊員ら=29日午後、旧宮良殿内

「文化財防火デー」ちなみ

 26日の「文化財防火デー」にちなんだ消防訓練(石垣市教育委員会主催)が29日午後、国指定重要文化財の旧宮良殿内であり、管理人ら関係者が防火体制の強化と火災に対する備えを再確認した。

 訓練は午後2時ごろ、敷地内に捨てられたたばこが落ち葉に着火して、風にあおられ床下に入り込み、ぼやが発生したとの想定で実施。

 自動火災報知機の発報で火災に気付いた管理人の宮良芳明さん(69)が火災通報装置で市消防に通報し、見学者の有無を確認して消火器で初期消火にあたった。延焼していたことから宮良さんは消火栓ポンプを起動させ、放水銃で消火にあたった。通報を受けた消防隊員も駆け付け、消火活動を行った。

 市消防本部の宇根規光消防長は「真剣に行動していて無駄な動きはなく、スムーズでおおむね良好だったが、放水銃の取り扱いで少し戸惑いが見受けられた。迅速にできるよう訓練を重ねてほしい」と講評。

 石垣安志教育長は「文化財を災害から守るためにも周辺住民との連携、協力が必要不可欠。訓練を機に、地域住民の防火・防災意識の啓発に努めたい」、宮良さんは「スムーズに行うことを第一に考えながら取り組んでいるが、やるたびに忘れたり新しいことが出てきたりする。少しずつクリアできるようにしたい」と述べた。訓練終了後は、消火器の扱い方講習が行われ、市職員らが参加した。

 「文化財防火デー」は1949年1月26日に現存する世界最古の木造建造物である法隆寺金堂が炎上し、壁画が焼損したことに基づいており、1月と2月が1年のうちで最も火災が発生しやすい時期であることから、55年に制定された。全国的に文化財防火運動を展開し、国民一般の文化財愛護に関する意識の高揚を図っている。

  • タグ: 文化財防火デー
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム