自慢ののど 26人競う
- 2019年01月30日
- 社会・経済

第1回新春単位老人クラブカラオケ歌合戦で優勝した宮良栄子さん(右から2人目)、2位の浦崎清さん(右)、3位の花城芳蔵さん(左)、特別賞の下里キヨさん=29日午後、石垣市老人福祉センター

自慢ののどを披露する出場者。会場は応援の人たちでびっしり埋まった=29日午後、石垣市老人福祉センター
宮良さんが初代チャンピオン
歌う楽しみ、聴く楽しみを通して会員の親睦と老人クラブの発展を図ろうと石垣市老人クラブ連合会(大島正嗣会長)は29日、第1回新春単位老人クラブカラオケ歌合戦を市老人福祉センターで開催した。15単位クラブの代表26人が出場、自慢ののどを競った。その結果、宮良栄子さん(86)=新川=が初代チャンピオンに輝いた。2位は浦崎清さん(91)=宮良=、3位は花城芳蔵さん(75)=白保=。特別賞には100歳の下里キヨさん=登野城若返り会=が選ばれた。
初の歌合戦は、出演者を含め約170人が詰めかけホールの外にも急きょ席を用意するほど盛況。各老人クラブのメンバーが趣向を凝らした応援合戦も繰り広げるなど、熱気むんむんとなった。
音程、歌唱力、表現力、衣装、パフォーマンスなどを基準に審査委員会(黒島富士子委員長、3人)が審査、黒島委員長は「どう採点していいのか悩んだ。皆さんの生き生きとした姿を見て私たちも元気をもらった」とたたえた。審査の合間にはゲストの佐久川和美さんが登場、会場を魅了した。
優勝した宮良さんは月に1、2回、友人とカラオケに出かけるほど歌好き。大会前に風邪をひいて練習する時間がなかったというが、「古き花園」(二葉あき子)で自慢ののどを聴かせた。「まず出てごらんと言われて出たが、まさか1位になるとは思わなかった。出て良かった」と満面の笑み。
2位の浦崎さんは「岸壁の母」(二葉百合子)を熱唱。「小学校のころから歌うのが好きなので家でも歌っている。90歳をすぎても、こんなに声が出るとは自分でもびっくり。来年も出たい」と刺激を受けた様子。
「面影いずこ」(白根一男)で3位の花城さんは「昔はやった曲。審査委員長から伝わるものがあると聞いて感動した。今後も頑張りたい」と意欲を見せた。
民謡「ちんぬくじゅうしい」で特別賞を射止めた下里さんは「練習をしていなかったが、娘に励まされて出た。うれしい」と照れ笑いを浮かべた。
大島会長は「カラオケは心の健康とストレス解消につながる。こんなに多くの人が来場するとはびっくりした」と喜んだ。
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