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「35億」。ブルゾンちえみさんが流行らせ、…

 「35億」。ブルゾンちえみさんが流行らせ、人類の半分という意味だった。ちょっと前だと思っていたが、今の半分は38億人に増えた▼世界は持つものと持たざるものに分けられる。下位38億人と、富豪26人がもつ総資産がほぼ同額の150兆円になるという。人類の半分の富をわずかな人々が独占できる世界は、とてもまともに思えない▼富裕層や大企業が豊かになれば、その富=しずくが国全体にしたたり落ちて経済が成長する、というのがアベノミクスの礎「トリクルダウン」である。政権が6年続いても、しずくは一滴すら落ちてこない。富は一部に偏り持たざる者はいつまでも貧しい。世の中はかくも不条理に満ちている▼厚労省の勤労統計不正でわかったこと。数字を操作して賃金上昇率を実際より高くしていた。広く国民がしずくに潤い、あたかもアベノミクスが成功しているように見せかける印象操作だろう。ずるい▼県民投票で5市不参加という渇きの中に、お金に換えられないしずくがもたらされた。反知事系の首長と議会勢力の思惑で投票できない不条理は回避され、石垣市民はもとより広く県民が安堵している▼県議会野党を「全県実施」判断に至らしめたのは何だろう。県民が心痛めているか、否か。その一点を考えれば当然のしずくである。(慶田盛伸)

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