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石垣市 県民投票実施へ

記者団の取材に「実施に向けての動きになるだろう」と話す中山義隆市長=25日午前、市役所

記者団の取材に「実施に向けての動きになるだろう」と話す中山義隆市長=25日午前、市役所

中山市長、3択合意を重視 「可能なら同日が適切」

 辺野古米軍基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票(2月24日投開票)をめぐり、県議会与野党が24日夜に選択肢を三択とすることで合意したことを受け、これまで不参加を表明していた中山義隆石垣市長は25日、「与野党双方が全県実施に向け話し合ったことを評価したい。地元の議員も理解してもらえると思う。投票に向けての動きになるだろう」と述べ、実施の見通しを明らかにした。市役所で記者団の取材に答えた。

 中山市長は、市町村長の権限で義務費を執行できる原案執行権については「義務費には疑問がある」として行使せず、臨時議会を招集して投票関連予算案を提出する考え。「状況が三択に変わったので議会に諮らないといけない」と述べた。関係課によると、議長らの出張などを考慮して2月1日を軸に日程を調整する。

 2月24日の実施について中山市長は「(可能かどうか)調査させている。可能であれば同日にやるのが適切だと思う」と述べた。担当課によると、入場券の発注や投票所の確保などスケジュールは厳しいが、間に合う可能性があるという。

 県民投票をめぐり、中山市長は自身のツイッターで「反対」「容認」の二択を支持。「普天間飛行場の危険性除去を表す意味で容認としてきたが、県議会の与野党が一致して三択になったので、この話を蒸し返しても意味のないことだと思う」と述べ、県議会与野党会派の判断を重視する考えを示した。

 一方、自身が要求してきた公職選挙法の準用規定の追加については「議論されなかったことは残念」と述べた。

 県民投票を求める石垣市民の会の共同代表で元県議会議長の高嶺善伸氏は「参加できないところがあると県民投票そのものの意義が問われかねない状況だったので、県議会与野党が互いに歩み寄って一致したことは良かった。多数はいつでも多数ではない、少数もいつでも少数ではない。互いに歩み寄ったことがとても良かった」と語った。

■「自公維合意」に重み

 市長、「容認支持」転換

 「賛成」「反対」「どちらでもない」とする三択は中山義隆市長にとって不本意な内容だが、自身を支持する自公維を加えた県議会与野党の合意を重視せざるを得なかったというのが実情だ。

 県民投票をめぐって中山市長は、一貫して普天間米軍飛行場の早期返還・危険性除去を前提とするよう求めてきた。その観点から「賛成」ではなく「容認」を支持する姿勢に転換。普天間移設に伴う辺野古埋め立てならば「やむを得ない」という意思を示すことができると考えたからだ。

 自民会派も与野党協議で「やむを得ない」を提案したが、他党の反発を招いて断念した。

 今回の三択で「やむを得ない」という意見をカバーできるのか。中山市長は「十分かどうかは個人の考えなのでコメントは差し控えたい」と言及を避け、苦しい受け入れであることを示唆した。

 
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