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身に着ける所持品は、使えば使うほどに愛着が…

 身に着ける所持品は、使えば使うほどに愛着がわいてくる。先日、那覇空港でエレベーターに乗ろうとした際、足元がつまずき左足の靴底の先端から5㌢ほどが剥げてしまった▼普段通りに歩こうとするが、足元がパタパタと音をたてて思うように歩けない。左足を少し大きく上げて、いち、に、と大股で歩くがぎこちない。空港内を中年男がジャケットにリュックを担ぎながら不自然に歩く姿は、今思い出すだけでも恥ずかしい▼石垣に到着しても、足元が気になってしかたがなかった。家族からの贈り物であることを考えると、すぐ捨てるというわけにもいかず、市販の接着剤を購入して応急処置を施した。いつまで履けるかわからないが、なんとか愛用していこうと思っている▼世の中には、捨てていいものといけないものがある。平和を希求する心は、時代がどう変化しようとも捨ててはいけないものの筆頭格だろう。平和が脅かされる時、人は常に不慮の事態を考えざるを得ないからだ▼石垣市は辺野古の米軍基地建設の賛否を問う県民投票不参加、陸上自衛隊配備計画をめぐる住民投票条例案審議の行方と難題が山積している▼ふるさとがかつての沖縄のように、国防の名の下で本土防衛のための見捨てられた島にならないためにもいま、足元注視の市民力が問われている。(鬚川修)

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