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消防団員の負担軽減へ 竹富町議会

5校のブロック塀撤去
12月定例会一般質問

 12月定例竹富町議会(新田長男議長)一般質問は12日、三盛克美、渡久山康秀、加屋本真一、山下義雄の4氏が登壇。過重負担が指摘されている消防団員の急患搬送業務について、町は団員の負担軽減に向け消防条例改正に前向きな考えを示した。山下氏の質問に答えた。町内小中学校のブロック塀改修工事で、国庫補助が付き、町は5校、335㍍の塀を撤去する方針。

 山下氏は、消防団が担う急患搬送業務の明確化と、役場職員の消防団兼務による緊急連絡電話の当番制への組み入れ、救急救命士の配置について質問。

 東金嶺肇防災危機管理課長は搬送処置における二次感染や24時間拘束の電話当番制に理解を示し、「専門的な救急救命士の配置に向けて関係課と相談し取り組みたい」と答えた。

 町内の学校、幼稚園施設の危険ブロック塀の修繕工事は当初、町単費で予定されていたが、国の事業化が決まったことで、条件に該当する塀を撤去し、フェンスを設置することにしている。

 三盛氏は民有地と学校敷地の境界線にブロック塀が設置されている箇所について地域住民の費用負担を懸念。田代仁教育総務課長は「教育委員会が設置した塀なので隣接地の住民に費用負担はかからない」と述べた。

 加屋本氏は波照間島の空・海路について質問。航空路線について、県はことし6月末に沖縄から撤退した第一航空が県の補助を受け購入した機体2機を活用し、新たな民間航空会社で運航させる計画。

 石垣—波照間に運航する貨客船「フェリーはてるま」の老朽化に伴い、安栄観光が新たな船舶の導入を予定し、同間の不定期航路権を持つ八重山観光フェリーが定期航路参入に向け前向きな姿勢を見せている。

 いずれも通事太一郎政策推進課長が答弁した。

 

【12月竹富町議会一般質問要旨】

 ▶エアコン設置

 三盛克美氏=学校教室におけるエアコン設置の状況は。

 田代仁教育総務課長=校舎建設中の鳩間、波照間小中学校を含め普通教室の設置率は100%、特別教室27%、体育館0%。特別教室への設置100%は2020年度が目標。

 ▶通学路・スクールバス

 三盛氏=白浜から祖納までの通学路に危険箇所があるので防犯灯6基を増設できないか。

 根原健町民課長=現地を調査して地域の要望に沿うよう検討したい。

 三盛氏=上原小学校スクールバスは車内が狭い。

 田代課長=スクールバスは利用者の増加を見込み、大型車両の導入を検討したい。

 ▶急患搬送体制

 三盛氏=陸の孤島船浮地区にヘリポートを設置。

 西大舛髙旬町長=石垣航空基地によると船浮は気流も悪く、フライトが厳しい場所。港付近に照明を設置して使用できないか話をしている。

 山下義雄氏=医師のいない鳩間島でも緊急ヘリ要請はできるか。

 東金嶺肇防災危機管理課長=示されている規約では医師が判断するとなっているが、地域の現状を見直し関係機関と議論したい。

 ▶子育て支援

 渡久山康秀氏=ファミリーサポートの充実

 新さとみ福祉支援課長=現在、ファミリーサポーターは32人。本年度、子育て支援員13人が誕生する。一時預かりなど子育て拠点事業の分野にまで支援を拡大したい。

 渡久山氏=預かり保育の現状。

 前三盛敦教育課長=4、5歳の預かり保育利用園児は波照間14人、大原15人、上原27人。職員も各園2人ずつ配置。

 ▶浦内地区避難経路整備

 渡久山氏=整備計画は

 東金嶺課長=浦内地区は避難道までの移動距離が長く、雑草などの除去作業も公民館にお願いしている。干立地区の整備完了後、早めに整備を検討する。

 ▶第1次産業

 加屋本真一氏=貯水池、ダムの新規事業。

 小濵啓由産業振興課長=高那地区などで2021年度からファームポンドの事業を予定。

 ▶観光施設整備状況

 加屋本氏=星空観測タワー移転について。

 通事太一郎政策推進課長=現在の場所に隣接する町有地、あるいはより集落に近い場所も選択の一つ。住民と相談して選定したい。

 加屋本氏=ニシ浜のシャワー有料化。

 通事課長=施設機能の維持・管理のため、コイン式のシャワー導入を検討したい。

 ▶消防行政

 山下氏=診療所医師、看護師、代診医の勤務状況改善。 

 宮里良貴健康づくり課長=県立付属の診療所なので勤務状況について答弁できないが、利用者に診療時間の周知を徹底したい。

 山下氏=障がい者や外国人観光客への対応。

 新課長=聴覚障害者などは、通訳とテレビ電話を使ってのやりとりができ、緊急搬送システムを用い病院へ搬送する。

 通事課長=外国人観光客へはスマートフォンなどICT技術を活用して対応を進める。

 山下氏=遺体安置施設について。

 根原課長=本来は県が設置するものだと思う。県に要請したい。

 ▶自主防災組織

 山下=組織が設立されると緊急物資の補助も可能か

 東金嶺課長=干立地区に続き次年度、大富地区で組織の立ち上げに取り組みたい。立ち上げることで、物資や資機材の補助対象になるものもある。

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