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まぶいぐみ映画大賞受賞 県庁で受賞報告

「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」の文化庁文化映画賞文化記録映画大賞受賞の報告に訪れた三木健氏(中)ら=4日午後、県庁

「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」の文化庁文化映画賞文化記録映画大賞受賞の報告に訪れた三木健氏(中)ら=4日午後、県庁

市出身の三木さん著書原作
沖縄系移民2世、3世の記録

 【那覇】石垣市出身の三木健氏の著書「空白の移民史ーニューカレドニアと沖縄ー」を原作とした映画「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」(本郷義明監督)の文化庁文化映画賞文化記録映画大賞受賞の報告会が4日、県庁で行われた。

 映画は、沖縄系移民2世、3世の失った魂を探し求めた年月の記録。

 出稼ぎ移民としてニューカレドニアへ炭鉱の仕事を求めたが、劣悪な労働環境から新天地を求め北部東海岸へと逃亡した沖縄人は、現地のカナックと呼ばれる先住民と家庭を持ち、農業や漁業に従事し幸せな生活を築くが、太平洋戦争により日本へ強制送還された。

 家族の中を引き裂かれ、現地に残された妻子の悲しみに満ちた歴史やその後、沖縄と交流を持った2世、3世が沖縄系人としてのアイデンティティーを勝ち取った足跡を追っている。

 タイトルの「まぶいぐみ」は沖縄の言葉で失った魂を取り戻すことで「広範な取材で集めた資料と証言映像により、二国に引き裂かれた家族との再会や自分のルーツを求め続け、過去の悲劇を乗り越えようとする人々の今が見事に映し出されている」と評価された。

 原作者の三木氏は「戦争というものは2代、3代と引きずっていくことを肝に銘じなくてはいけない。各地で上映があるので、一人でも多くの人に見ていただいて世界にいるうちなーんちゅと、どう手を結んでいけばいいのか考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

  • タグ: 映画
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