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恥ずかしながら悪筆である。…

 恥ずかしながら悪筆である。ゆえにワープロ、パソコンといった文明の利器に頼って過ごしてきた。「読めるけど書けない」症候群も一段と進む。この字は到底書けない。改ざんの「竄」である▼この字は「穴」と「鼠」の二つに分かれる。ネズミが穴に隠れるように人の目をあざむき、難を逃れる。こっそりと不正を働く。これが改ざんだ▼官庁では忖度(そんたく)の末に公文書を書き換え、隠す。障がい者雇用を水増しする。名だたる大企業は自社製品の検査データをごまかす。有名医科大学では入試で浪人や女性の得点を操作し不合格にした。この国にとめどなく広がる不正の闇▼西郷隆盛は南洲翁遺訓で「節義、廉恥(れんち)を失いて国を維持するの道、決して有らず」と、明治政府高官らの腐敗を厳しく戒めた。廉恥を破ればハレンチになる。恥を知ることこそが肝要と▼辺野古では、県の埋立承認撤回に対し国が「私人」になりすます自作自演で撤回の効力を消滅させた。石垣では県条例の環境アセスを逃れるため年度内事業着工を目指す▼どちらも不正とまでは言わない。でも、ずるくないか。「安保・防衛」という「穴」に隠れて人の目をあざむき、難を逃れる。こそこそ動き回る「小動物」に等しい行為に見える。そこに節義はあるか。廉恥を失っていないか。(慶田盛伸)

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