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連携強める大浜中校区6校

「中1ギャップ」予防に向け

 ■7月初旬のアンケート結果

 「中1ギャップ」とは中学校に入学したものの心穏やかに学校生活を送れないでいることを言うのだろう。大浜中学校とその校区内5小学校はそれを予防すべく小中連携、学校間連携に力を入れている。

 本紙で既報だが5小学校の6年生と大浜中1年生対象のアンケート結果を見ると、6年生中「中学校進学に不安がある(どちらかというとあるを含む)と回答した児童は50%と高い比率だ。不安に感じているのは学習面や「先輩」「いじめ」「友達ができるか」等人間関係に関わること。

 一方、大浜中1年生の83%が中学校生活を「楽しい(どちらかというと楽しいを含む)」と答えた。こちらは「中1ギャップ」予防に向けた小中の取り組み・連携が功を奏したと言えそうだ。去る3月に5小学校が送り出し、4月に大浜中が迎え入れた子どもたちである。

 ■画期的な小中合同の取り組み

 「中1ギャップ」予防には学習規律や授業スタイルの共通実践が有効だが、学校間、小中校間に温度差があったのでそれを克服すべく平成28年度に大浜中校区の取り組みがスタートした。各校の特色ある教育は大切だが基本の部分は共有したほうが中学校進学後の子どもたちのストレスは減じるし学習効果も高まるからだ。

 平成28年度「第1回校区交流研修会」開催は9月であったのが、昨年度、本年度は5月と早まり、第2回も2学期開始早々の開催。6校の全教師が一堂に会し授業を見たり授業スタイルや学習規律の共通実践を確認したりしつつ、そのスキルの学びを深めている。

 他日の「各種調査に係る情報交換会」では6年生の各種学力・学習状況調査等の結果の分析・考察、今後の取り組み等を共有している。また管理職研修会では6校の取り組み状況や今後の取り組み等について確認し合い、そこで話し合われたことを各校に持ち帰り全教職員の周知を図っている。小学校への出前授業も実施し、昨年度は6回を数えた。

 ■小中関係者に聞く

 アンケートで高い割合の中1年生が学校生活を楽しいと回答したことについて大浜中学校の教頭にその要因を尋ねると、即座に全教師の真摯(しんし)な取り組み・対応と生徒会の頑張りを挙げた。生徒会は昨年度「石垣教育の日」に表彰されている。生徒自ら考え企画し、教師の支援の下、学校生活に潤いをもたせるよう諸活動を展開したという。

 教頭は小学校の取り組みのおかげでもあると強調した。小学校関係者も中学校の定期テストや教科担任制につなげる工夫をしたり人間関係の築き方に関わる活動も取り入れていると話した。アンケートで中学校生活に不安を抱く児童が多かったことについても、一つ一つ解消に向かわせるべく取り組んでいると続けた。気になったのは6校中5校の校長が去る3月の人事異動で入れ替わったことだが、大浜中の教頭は5校ともきちんと引き継がれているので支障はないと答えたのは幸いであった。

 市街地でこれほどに小中連携に力を注いだことはなかった。ますます成果を上げていただきたい。他校区にも波及効果をもたらすはずだ。行政やPTA、地域の一層の関わりが大事だろう。

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