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沽券(こけん)にかかわる。品位や体面を…

 沽券(こけん)にかかわる。品位や体面を傷つけられた時の慣用句である。沽券は江戸期の土地家屋の売買証文をいう。その信用を疑われれば自尊心が傷つく▼これはまさに沽券にかかわる。東京のラジオ局・ニッポン放送が5日、県知事選挙で玉城デニー氏が勝利したことを受け「先島は東京編入を」というトンデモ主張を繰り出した。いわく「沖縄本島は仕方がないので、以南の島は東京都石垣市、宮古島にして米軍基地もそちらに移動してしっかり守る」などである▼明治12年、清国内の通商権を得る代わりに先島を割譲する「宮古・八重山分島問題」と同じ発想、上から目線といい、島々の歴史や文化、住民を無視した身勝手な論理▼県紙の取材に下地宮古島市長は「これは暴論。社会をひっくり返すようなもの言いだ」と批判。「なぜ公共の電波に乗せるのか。メディアの責任も大きい」との認識を示した。まっとうな見解▼読み進めてずっこけた。中山石垣市長発言「特にコメントすることはない」である。別に、何も、という感覚だろうか▼歴史に分島問題を学んだときの怒りを思い出す。私たちは取引の材料じゃない。同様に現代の経済振興にも目くらまされない。沽券にかかわるからこそデニー知事なのではなかったか。それとも都民になりたい? (慶田盛伸)

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