八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

県道空港線、完成遅れ

大幅な事業費の増加と用地取得の難航で全面開通時期が2023年度へと3年先送りされた一般県道石垣空港線の完成予想図(八重山土木事務所提供)

大幅な事業費の増加と用地取得の難航で全面開通時期が2023年度へと3年先送りされた一般県道石垣空港線の完成予想図(八重山土木事務所提供)

3年先延ばし22年度末に
用地取得に難航

 県は、2019年度末完成予定の一般県道石垣空港線(新空港アクセス道路)の完成時期を、3年先に延ばし22年度末に変更した。道路改築事業の当初計画は09年から10年間だったが、毎年の予算確保が厳しく、道路に使用する民有地取得も難航し計画変更に至った。総事業費は、資材や人件費の高騰で当初予定の約90億円から約191億円への2倍以上に膨れ上がり、整備距離の進捗(しんちょく)率は全体8・9㌔の約20%(1・8㌔)。現在は、時間を要する橋部分から工事を進め、全面開通は23年度を見込んでいる。

 計画変更は先月13日、沖縄県公共事業評価監視委員会の中で再評価され、22年度末完工の見通しを立てた。

 同道路は、13年3月に開港した新石垣空港から市街地や石垣港につながる道路で、国道390号の渋滞を緩和し交通環境の改善を目的に整備。旧空港跡地一帯の再整備における基幹道路軸として、新八重山病院道や石垣市新庁舎へのアクセスを向上させ、生活の安心・安全にも期待されている。ことし3月には、平得北交差点~市道タナドー線まで約1・8㌔の暫定2車線を供用開始した。

 八重山土木事務所道路整備班によると、工事は14年度から始まり、3月の一部開通後は全長350㍍の下田原大橋、244㍍の高山橋を建設中。

 橋の設計や電柱地中化の増設などで総事業費は増額。加えて地権者との任意交渉が一部難航し、予定していた本年度中の用地取得は困難と判断。ことし8月末現在、筆数で取得率は80%となっている。

 同班の米須清彦班長は「早めの用地取得、工事を目指したい」と話した。

 一方、20年度に旧空港跡地へ石垣市新庁舎移転を計画する石垣市は、道路の完成遅れで旧空港跡地利用計画の今後について「県から報告を受けていないため、計画変更などについては答えられない」としている。

  • タグ: 県道空港線
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム