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樹齢1000年というアカギの老樹を神木とする廟が…

 樹齢1000年というアカギの老樹を神木とする廟(びょう)が台中市にあり、中秋節の9月24日に恒例の祭事があった。周辺は約6000平方㍍の公園となっており、今年は整備が8月に終わってから最初の祭事となった▼台中市は台湾中部を代表する都市。周辺の市町村を吸収する形で市域を拡大し、現在は人口約270万人を数える。高層ビルの建築や都市交通の整備も進む。2013年、この老樹のすぐそばでも28階建てビルの建設計画が持ち上がった▼もともと老樹と接するように4階建てのビルがあり、生育を阻害すると心配されていた。地元の人や、その土地の文化や歴史に関心を寄せる「文史工作者」と呼ばれる人たちが世論を喚起し始める▼最終的にビルは建設場所を市内の別の場所に変更した。4階建てのビルは取り壊され、跡地に整備された池は、水面にアカギの樹影を映す▼ビルの処遇では台中市当局が関与して方向付けを行い、公園の整備まで行った経緯がある。都市としての発展と暮らしにひそむニーズとの間で調整を図った▼有限の資源をどう使うか。その決定ではリーダーの出番となることは少なくない。ミクロの声に耳を傾け、大局的な判断へと議論を整理することができるか。選ばれた人たちが本当に試されるのは選挙の翌日からである。(松田良孝)

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