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3氏が独自政策 県議会議員補欠選挙

八重山毎日新聞社のインタビューに応じる立候補者ら。(右から)金城利憲氏、﨑枝純夫氏、大浜一郎氏

八重山毎日新聞社のインタビューに応じる立候補者ら。(右から)金城利憲氏、﨑枝純夫氏、大浜一郎氏

立候補者に聞く

 県知事選(30日投開票)と同時に行われる県議補選に立候補している無所属新人で農業生産法人有限会社会長の金城利憲(63)、無所属新人で前石垣市議の﨑枝純夫(63)、自民公認の新人で会社代表の大浜一郎(56)=公明、維新推薦=の3氏は24日までに、八重山毎日新聞社のインタビューに応じ、①出馬を決めた理由②県議選で問われること③県議として取り組みたいこと④相手候補との違い⑤辺野古移設、陸自配備に対する考え⑥有権者に最も訴えたいことーの6点について回答した。

 

【金城利憲氏】中小企業支援に予算

 ①市民のための政治が行われてない。優先順位が間違っていないか。私は中小企業をサポートするために出馬を決めた。

 ②中小企業の支援策。沖縄は発展しているというが、中小企業は片隅に追いやられている。中小企業は広告宣伝、人材確保などすべてにハンディがある。日本の企業の99%は中小企業、雇用の8割近くも中小企業。中小企業をサポートしないと、子どもの貧困問題は根本的には解決しない。

 ③予算の優先順位を変える。例えば沖縄観光コンベンションビューローには70億円が確保されている。中小企業への効果はあるのか。70億円で中小企業を支援すれば売上げは伸びる。宣伝広告費、新商品開発、商品の掘り起こしに使うべきだ。高度技術を取得できる研修の支援にも予算を使うべきだ。ばくち的な要素がある第1次産業を安定させないといけない。農家の所得保障をしたい。

 ④私は何もおそれない。火中の栗を拾う覚悟がある。役人まかせの予算をつくらせない。誰も手をつけなかったJA主導の農業の改革に手をつける。

 ⑤海兵隊は縮小に向かっており、海上から上陸して戦争する時代は終わった。地球は戦争をしない第三世界になっている。軍事ビジネスとして存在しているだけだ。陸自のミサイルは抑止力というなら島中にミサイル基地をつくらなければならなくなる。それよりも石垣島に国際災害救助部隊をつくり、災害時の拠点としたほうがよい。経済フリーゾーンにして世界中の人が集まってくれば抑止力になる。

 ⑥行財政改革で交付金の使い方を変えれば中小企業や農林水産業は発展する。中小企業が倒産しない仕組み、農地をつぶさない、農地を競売にかけない仕組みをつくりたい。

 

【﨑枝純夫氏】環境美化に取り組む

 ①市議選が終わった時点で私に出馬の話があり、後援会、地域の先輩らとも協議した結果、切羽詰まった段階だが、やってみようと決意した。革新は1議席確保しており、1年8カ月後に対立を懸念する声があったので残任期間と言う条件をつけて出馬した。陸上自衛隊配備や辺野古移設を食い止めるため、少しでも議席がほしい。玉城デニー氏に対する相乗効果も出したい。

 ②平得大俣への陸自配備や名護市辺野古への新基地建設など基地問題が問われている。

 ③第一に環境の美化に取り組みたい。県道、国道には草が繁茂しており、適正な管理、電柱の地中化に取り組みたい。景観上必要不可欠だ。県立八重山病院や図書館の県有地を有効に活用できるようにしたい。石垣島一周サイクリングロードを提言し、道筋をつけたい。沖縄でのプロ野球球団の創設も提言したい。

 ④私は、リーディング産業の観光を支える第1次産業を重視する。市民目線に立ち、弱い人の意見を聞く。これは僕にしかできない。

 ⑤沖縄は地上戦で壊滅的な被害を受け、その後、「銃剣とブルドーザー」で米軍基地がつくられた。1956年以降、日本各地で反対運動が起き、それを恐れて米軍施政下にあった沖縄に基地を集中させた歴史がある。この実態に納得がいかない。沖縄の戦後はまだ終わっていない。基地は経済振興の妨げ。普天間返還はいいことだが、あえて沖縄に新基地をつくることに怒りを覚える。差別と言わざるを得ない。陸上自衛隊の押し付けもこれと重なっている。

 

【大浜一郎氏】航空運賃の低減図る

 ①3市町を網羅した県議補選候補者選考委員会で多くの推薦を受けたのがきっかけ。一括交付金が3年で切れる状況を鑑み、離島政策を充実させなければならないとの思いで出馬を決めた。

 ②島民の暮らし、生活が最優先。困っていることに対し、実行力をもって解決できる人物は誰か、3市町と連携し、県とのパイプ役になれるのは誰か。八重山の未来に向けた実行力が問われている。

 ③離島政策で関心が高い航空運賃は、政治的な仕組みを駆使すれば安価にできる。離島割引は新幹線並みに設定されているが、高速道路並みにできないか取り組んでいきたい。

 離島ではWi-Fiなど通信環境が大切な役割を担う。ICT(情報通信技術)を活用して教育機会の格差を是正したい。新県立八重山病院の機能を充実させなければならない。女性の社会進出のための子育て支援、待機児童解消にも取り組む。

 ④実行力と交渉力。私は民間で初めて台湾からチャーター便を就航させた。国際線が当たり前の状況を見ると、ほんとうにうれしい。

 ⑤普天間基地の固定化は避けなければならない。日米両政府間の取り決めを重く考えないといけない。県が承認撤回の手続きをとっており、今後は司法の判断が大事。司法の判断に従う。陸自配備については、毎日のように中国公船が尖閣諸島周辺で領海侵犯をしており、対応せざるを得ない時代になっていると認識している。

 ⑥八重山は世界ブランドとして観光地の素質がある。沖縄に付属する離島というイメージから脱皮し、八重山ブランドで売っていける。空港の拡張、港湾の整備など政治がこれを下支えし、世界が憧れる島々にしたい。

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