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石垣市平和フォーラム 悲劇を繰り返さないで

石垣市平和フォーラムで被爆者の体験をイメージした絵を使って原爆の恐ろしさを説明する長崎純心大の松野世菜さん=15日午後、市健康福祉センター検診ホール

石垣市平和フォーラムで被爆者の体験をイメージした絵を使って原爆の恐ろしさを説明する長崎純心大の松野世菜さん=15日午後、市健康福祉センター検診ホール

原爆体験語り継ぐ松野さん 被爆者証言で平和訴え

 平和や命の尊さについて考える「石垣市平和フォーラム」(市主催)が15日午後、石垣市健康福祉センター検診ホールで開かれ、「家族・交流証言者」として長崎の原爆体験を語り継ぐ活動を全国で展開している長崎純心大学英語情報学科2年の松野世菜(せいな)さん(20)が被爆者の証言を織り交ぜながら、平和の尊さを訴えた。

 家族・交流証言者は、被爆者の高齢化で本人から被爆体験を聞く機会が減少するなか、その親族や交流関係者から聞き取りを行って被爆体験を継承する長崎原爆資料館の事業。松野さんは19歳から活動を始め、これまでに15回の講話を行ってきた。

 松野さんは、米国が長崎市に原爆を投下した1945年8月9日の様子をスライドショーで説明。原爆による死者は約7万4000人、負傷者は約7万5000人に上り、爆心地では3000~4000度の熱線で人々が黒焦げに。同地から1㌔以内で放射線を浴びると2週間以内に死亡するという。

 20年間、長崎市に住み続けている松野さんは、身近にあった被爆者体験が県外では知られていない事実を受けて活動に参加。この日は原爆投下時に国民学校6年生だった男性の体験談を語った。

 松野さんは「被爆者の平均年齢は80歳を超えた。放射線の影響でがんなどを発症するケースがあり、不安と苦しみを抱いている」と現状を訴え、「言いたいことが言えることが平和。それがなければ被爆者の体験が伝わる講話はできない。当時を知ることが平和への一歩。悲劇を繰り返さないようにしてほしい」と会場に集まった小中高校生約200人に呼び掛けた。

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