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与那原氏がトップ当選 与那国町議選

与那国町議選でトップ当選を果たし支持者らと万歳する与那原繁氏(中央左)=9日夜、祖納の自宅

与那国町議選でトップ当選を果たし支持者らと万歳する与那原繁氏(中央左)=9日夜、祖納の自宅

与那国町議選開票結果

「平等な島づくり」を決意

 【与那国】与那国町議選でトップ当選を果たした与那原繁氏(56)の陣営は、開票結果を受けて歓喜に沸いた。

 昨年8月の町長選と同時に行われた町議補選に続いて勝利を手にした与那原氏はマイクを握り「トップ当選は関係ない。島に住む全ての人々が平等に暮らせる島づくりを議会の場から訴えたい」と述べた。

 選挙戦では「現町政が住民に対して公正公平な政治をしていない」と外間町長への不満を訴えながら農業振興、医療・福祉、安全保障の政策を中心に訴え、地縁・血縁票に加えて自衛隊票も効果的に取り込んだ。

 今後の議会では、野党多数を維持するため議長選出が注目されるなか、「議会勢力が同数であれば与党側が議長を出すのは当然」とけん制。不在が続く教育長には「適正な人材の登用に野党側と調整すべきだ」と指摘した。

 選対本部顧問の糸数健一氏=祖納=は「昨年の町長選挙で島民は落ち込んだが、望みはまだある。町の発展に尽力してほしい」と期待を込めた。

 

 【解説】外間町政に厳しい結果 町長選のしこり払拭できず

 昨年8月の町長選挙から1年1カ月ぶりの選挙を迎えた与那国町議選。立候補した現職6人、前職1人、新人5人は4期目に入った外間守吉町長の「支持」、「不支持」を鮮明に今町議選から4増の10議席を争った。

 今選挙戦は陸自配備後の「自衛隊」から外間町政を左右する議会の「過半数獲得」が焦点になったほか、次期町長選も見据えた流れも強まった。

 外間町長支持の与党系候補6人は、盤石な保守層の確立と町長が掲げる政策推進に「与党連携」を強調。連動した票読みと新たな保守票の掘り起こしに着手も、昨年の町長選で保守分裂選挙となった”しこり”は払拭(ふっしょく)できず、自衛隊票の取り込みにも失敗した。

 「反外間」を掲げる野党系候補は、新人1人と現職4人が議席の安定確保に向けて「五者会議」を結成。保革を超えた反外間の新たな勢力として手を組み、教育長の不在問題も訴えながら得票数100票を軸に議席確保を実現した。

 結果、議会勢力は与野党同数の痛み分けだが、今後は採決に加わらない議長選出が焦点。外間町政は依然として厳しい船出が予想され、28日開会予定の議会は今後の動向次第で波乱の幕開けとなりそうだ。(砂川孫優記者)

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