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対馬丸の悲劇伝える

疎開船「対馬丸」で妹を失った祖母について話す奥今日子さん

疎開船「対馬丸」で妹を失った祖母について話す奥今日子さん

大城謙さん(右側、手前から2人目)の平和コンサートに耳を傾ける児童ら=7日午後、真喜良小学校

真喜良小で遺族が講話
平和コンサートも

 1944年8月22日に撃沈された疎開船「対馬丸」の史実について学ぼうと平和講話&コンサートが7日午後、真喜良小学校で行われ、遺族の奥今日子さん(43)=大阪府出身、市新川在住=が講話した。奥さんが平和への思いを込めて作った歌を、唄者の大城謙さん(37)=与那国町出身、豊見城市在住=が披露した。

 奥さんは、沖縄出身の祖母が戦時中のかん口令で話さずにいた妹を失った事実を、25歳のときに初めて聞かされたことに衝撃を受けた経験を紹介。「どういう思いだったのか、自分のことのように想像するようになった」と振り返った。

 一方で、奥さん自身も「学校の授業で戦争の恐ろしさや平和の大切さについて学んだが、しばらくすると忘れてしまった」と明かし、「身近な人の話だったら忘れないで受け継いでいけると思う。帰ったら家の人と、戦争で苦しみながら一生懸命につないで来た命があるということを確認してみてほしい」と伝えた。

 講話後のコンサートでは、奥さんが対馬丸の当事者や遺族の思いを想像し、平和への思いを込めてつづった「島々へ」などを、大城さんが歌三線でアレンジしてうたった。

 児童のうち、妹や弟がいるという庄司哲平君(5年)は「歌もきれいで、対馬丸の人の気持ちがちょっとわかった」と照れながら話した。

 西里伊吹さん(同)は「戦争をなくすためにケンカをなくしたい」、大里結輝君(同)は「大切な人を亡くしてしまう戦争はしてはいけない。自分も伝えていきたい」と感想を話した。

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