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「ジモティー」という言葉の意味するところは…

 「ジモティー」という言葉の意味するところは特に説明を要しないと思うが、1996年出版の米川明彦著「現代わかもの言葉考」(丸善ライブラリー)では、「地元の人」という解釈付きでこのフレーズを紹介している。当時としては新奇なイメージを与えていたのだろう▼著者は梅花女子大学(大阪府茨木市)の教員。その立場は世間的には「権威」に属する。本書公刊時に41歳。若い世代の言葉遊びを「意味が分からない」と突き放してしまったとしても不自然ではない世代だ▼「ら」抜き言葉に見られるように、新しい表現はとかく「正しい日本語ではない」といった批判を招きやすい。こうした向きに対して、筆者は綿密な調査と分析に基づいて反論し、「自分の語感を絶対的なものとし、これを排除しようとするおごりこそ非難されるべき」と書く▼世代間ギャップはいつの世にもある。要は、その溝をどうしようとするか、だ。歩み寄るか、綱引きをするか▼本紙報道から推定すると、3市町議選候補者の平均年齢は55歳。石垣市では、40~60代をコアとしてその前後からも出馬の見込みだ▼世代が違えば、モノの見方も変わる。その主張がよって立つところはどこか。地縁血縁が重視される市町議選だからこそ、政策の背後にまで目を凝らしたい。(松田良孝)

 

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