八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

勇壮群舞、先祖を供養 明石エイサーに会場一体

明石エイサー祭りでエイサーを披露する出演者=24日夜、明石公民館広場

明石エイサー祭りでエイサーを披露する出演者=24日夜、明石公民館広場

フィールドワークとして明石エイサーに参加した流通経済大学と都留文科大学の学生ら=24日夜、明石公民館広場

 旧盆中日の24日夜、北部三大祭りのラストを飾る明石エイサー祭り(明石公民館主催)が公民館広場で行われた。名物のエイサーでは、地域住民らが勇壮な群舞で先祖を供養し、入植の歴史を再確認した。市街地からシャトルバスが運行し、会場は観光客も加わってにぎわい、2回目のエイサーでは一体となって踊りを楽しんだ。明石出身のアーティストらによるライブもあった。

 明石集落は1955年、沖縄本島各地からの入植者が開拓した村。同祭りは先祖を供養するとともに地域の団結を強めることを目的に1957年に始まり、ことしで60回目。

 吉川詞剛公民館長は「過去には干ばつの被害を受け、集落の戸数が半減したこともあったが、今後も皆さんのご理解を受け、明石エイサー、明石集落は支え合い発展していきたい」とあいさつ。

 1回目のエイサーでは明石の住民や島外から駆け付けた出身者らが輪になり、夕暮れの中で約30分間、エイサーや手踊りを舞って絆を強めた。2回目の群舞では観光客や地区外の住民も参加し、全員で宵の空に太鼓の音を響かせた。

 来場者は、出店の料理に舌鼓を打ちながら、明石出身の宜保和也さんや田里友邦さんによるライブ、地域住民によるファイヤーダンスなどを楽しんだ。地域の児童生徒による創作童歌の合唱もあった。

 

■地域の結びつき実感 大学生、伝統行事に参加

 明石エイサー祭りには、都留文科大学3年の斉木香穂さん(20)と鈴木みなみさん(22)、流通経済大学3年の相坂毬乃さん(20)と田代結貴菜さん(同)がフィールドワークの一環として参加し、明石集落の伝統行事を体験した。

 初参加の相坂さんは「どうすれば組織への愛着が育つか、というテーマに関心があり、明石エイサーは学ぶべきところがたくさんある」と刺激を受けた。

 3回目の斉木さんは「地域の行事に重ねて参加させてもらったことは、今後のフィールドワークの糧になる」と話した。

 学生の引率を担当する流通経済大学教育学習支援センターの草山洋平専任所員は「明石はさまざまな地域から集まった人々がつくった共同体で、エイサーは結節点だと思う。学生にはこの体験を通して感じ取ったものを将来に生かしてほしい」と期待した。

 

  • タグ: 明石エイサー
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    ページ移動

    キーワード検索フォーム