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カンムリワシ 事故防げ 環境省石垣事務所

石垣島内のカンムリワシ事故死数

石垣島内のカンムリワシ事故死数

「運転注意マップ」発行
17年衝突死、過去最悪

 2017年に交通事故死したカンムリワシが8羽に上り、統計を取り始めた08年以降、10年間で最多となっていることなどを受け、環境省石垣自然保護官事務所は、交通事故地点や事故多発区間などを示す「カンムリワシ運転注意マップ」を発行し、安全運転を呼び掛けている。マップは事故発生に合わせて更新し、市のホームページ(HP)で公開するほか、市観光交流協会の協力を得て宿泊施設や飲食店などで掲示するなど、周知を強化する考えだ。

 マップは、交通事故の情報をその都度知りたいという一般市民の要望などを受け、ことし6月に作成。ことしは20日現在で交通事故が3件発生し、2羽が事故死、1羽がけがをしている。

 同事務所によると、例年、繁殖期間の12月から3月にかけ、輪禍に遭った小動物を捕食するため路上に出ることがあるため、交通事故が増加傾向にある。

 事故死数が過去最多となっている要因について同事務所の藤田和也上席自然保護官は「石垣島の住民や観光客の増加に伴い、走っている車の数も増えていることが挙げられる」と分析。

 同事務所では、マップのほか、カンムリワシの概要や石垣島内で発見しやすい場所などを地図で説明するチラシを日本語、英語、中国語の3カ国語でことし2月に作成。4月下旬ごろにレンタカー会社に配布し、活用を促している。

 藤田上席保護官は「道路上に生き物がいるかもしれないという意識を常に持ちながら、法定速度を守って運転してほしい」と注意を喚起。

 文化財を取り扱う石垣市教育委員会文化財課文化財係の石垣慶幸主事は「万が一ひいてしまったとしても、軽い脳振とうを起こしているだけかもしれない。救える命があるかもしれないので、迷いなく連絡してほしい」と呼び掛けている。

 連絡先は環境省石垣自然保護官事務所(82ー4768)、文化財課(83ー7269)。

 【カンムリワシ】国指定特別天然記念物。日本では石垣島と西表島に生息し、八重山の離島でも確認記録がある。森林地帯と水田などの湿地がセットになった環境を好む。カエルやヘビ、トカゲ、カニ、昆虫、鳥など幅広い小動物を餌にする。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠA類に指定されている。

カンムリワシ運転注意マップ

※pdfファイルが別ウィンドウで開きます。

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