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文化の発信拠点に期待

「ゆい☆イシガキ88!」が始動

 八重山から稀有な才能を持った若者が特に音楽面で次々登場している。BEGIN、きいやま商店など数え上げればキリがないほどである。ただ、それをバックアップする大人の側の動きが顕著に現れないのが現状である。そうしたなか注目すべきプロジェクトがスタートした。

 ■石垣島を元気に

 「“ゆい”の力で石垣島を元気に!」を合言葉に第一歩を踏み出したご当地アイドル結成プロジェクト「ゆい☆イシガキ88(パチパチ)!~島の子どもたちの青春物語!~」の発表記者会見が8日、市内で開かれた(9日付8面)。新しいアイドルグループをつくって市内で催されるさまざまなイベントに顔を出し、盛り上げ、石垣島を元気にしようという企画。早速、メンバーを募集している。

 きっかけは、昨年まで市内で4年間活動した女子中高生ダンスボーカルユニット「AED48isg」の解散。自動体外式除細動器(AED)の普及活動のために市消防本部がプロデュースしたグループだった。当初の目的だった「市民救急ステーション」の啓発が進んだため解散となったわけだが、せっかく出来た若いグループの活動を終わらせるのは忍びない。なんとかその活動の場を提供できないものかと考え出されたのが今回の新企画である。

 ■存在知らせたい

 「島の子どもたちの活動の場を確保したいというのが一番の気持ち」。プロジェクト共同代表の漢那憲信さんはそう話す。ただ、気になるのは裏付けとなるランニングコストの問題。グループの活動拠点となる「ゆいロードシアター」(旧・丸映館)の家賃、光熱費などだけでも金がかかる。志は高くても継続できない例が多い。その点について漢那さんは「ファンクラブをつくって個人のサポートができるようにしたい。それと各企業の協力が必要なのでスポンサーを募りたい。そのためにはグループの存在を知ってもらわなくてはならないので、いろんな場所でお披露目をして売り込んでいきたい。ボランティアレベルで終わらせたくはない」と話している。

 漢那さんらは同プロジェクトとは別に「ゆいロードシアター」の劇場運営も手掛ける。貸しホールとして演劇、コンサートなどさまざまなアーティストに発表の場を提供することはもとより、今回結成される「ゆい☆イシガキ88!」の定期公演も考えている。毎週のようにクルーズ船が寄港し、大勢の外国人観光客が訪れている。そうした人たちにも活動を見てもらいたいとも。「観光客も雨の日などはどうしたらいいのか分からない人も多い。そんな外国人らにも島の魅力を伝えたい」

 ■鍵は市民の関心

 新たなスタートを切ったアイドルグループ結成の動きと島の文化発信の拠点づくり。成功の鍵を握るのは市民の関心の寄せ具合ではないか。それも大人が一方的に育てる側として協力するというのではなく、見なくては損、参加しないと後悔する、というような価値のあるコンテンツを提供することにあるのではないか。併せて同劇場には定期的な映画の上映会も期待したい。

 問い合わせは同プロジェクト事務局、電話83ー3150(株式会社ステージングプライム)。

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