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「オニササ」商標登録

「おにささ」から「オニササ」に名称が変わった商標登録証と自慢のオニササを手に笑顔を見せる知念秀子さん=10日午前、知念商会

「おにささ」から「オニササ」に名称が変わった商標登録証と自慢のオニササを手に笑顔を見せる知念秀子さん=10日午前、知念商会

元祖、知念商会の自慢の味

 おにぎりと鶏ササミのフライを組み合わせた石垣島が誇るB級グルメ「オニササ」が商標登録された。元祖オニササを銘打つ㈲知念商会=登野城=が昨年8月、ひらがな標記の「おにささ」で商標登録していたが、ことし6月に同店本来の愛着あるカタカナ標記での再登録を果たした。おかずとおにぎりが並ぶ食品ケースから客が自由に手に取るスタイルが客から支持を受け、なかでもオニササは1日約600個も売り上げるほど人気ぶり。「商標登録で地元を代表する味を守りたい」という店の思いも”はさんだ”自慢の味がきょうも店頭に並ぶ。(砂川孫優記者)

 1981年5月に約33平方㍍の店舗で営業開始した知念商会。おにぎりに総菜はポーク、カレーコロッケ、ドラムチキンの3種類でスタート。鶏ササミフライにソースやマヨネーズなどで味付け、三角おにぎりを重ねてフライに沿って食べやすいように形を整えて味わうオニササの誕生は、記録にはない。

 当時と変わらず食品ケース前に立つ取締役常務の知念秀子さん(65)は「だいぶ昔に鶏ササミフライの販売を始め、中学生や高校生が食べ方を改良して『オニササ』と呼び始めたのがきっかけ」と記憶をたどる。

 今では来店する子どもや大人からの要望に応じて総菜は約30種類に増え、ケース横には豊富な種類の調味料が常設されている。

 そんなオニササ人気が波及して他店舗も相次いで販売。自慢の商品を守ろうと模索するなか、県外のオニササファンから商標登録の話が舞い込み、昨年4月27日に初めて申請、同年8月10日に登録された。

 しかし、「オニササ」が県外ですでに登録されていたことから、登録名称はやむなく「おにささ」に。審査中にカタカナ標記が空いたことから同年8月2日に再申請、ことし6月29日に念願の登録となった。

 知念さんは「他店が逆に商標登録したら、自分たちが名前を使えなくなる不安もあった。自分たちのオニササを守りたかった」と振り返り、「オニササの値段は200円だが、学生客が多いので値上げしづらい悩みもある。知念商会があり続ける限り、自慢のオニササも愛されてほしい」と笑顔で語った。

 【商標登録】事業者独自の商品やサービスを他者と区別するため、特許庁に出願して審査を経て登録される。商標権期間は10年で更新可能。登録後は、その商標を独占的に使用でき、第三者は同様の商標を使えない。

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