凶悪事件対応で覚書 八重山署と与那国町
- 2018年06月30日
- 社会・経済
遺体安置所利用で協定も
八重山警察署(与那嶺一文署長)と与那国町(外間守吉町長)は29日午後、「重要凶悪事件等の発生時における防災行政無線の活用に関する覚書」と「与那国町遺体安置所の利用に関する協定書」を締結した。
凶悪事件発生時は町民への迅速な情報提供が可能となり、同署が行う検視などで町遺体安置所を利用することによって遺族感情や公衆衛生に配慮が可能となる。
与那国町と防災行政無線活用の覚書を締結したことで、同署は八重山3市町全体を網羅した情報伝達機能を構築した。
町によると、屋外には防災行政無線が11基、各世帯には個別受信機がそれぞれ設置されており、事案発生時に同署から情報を受けた町職員が住民へ一斉に防犯情報を届けることになる。
町遺体安置所はことし3月、一括交付金約1000万円を投じて久部良小学校東側に完成。遺体収容は2体。従来は町診療所や公共施設に遺体を保管していたため公衆衛生面が課題とされていた。
同署署長室で行われた締結式で外間町長は「犯罪発生時に素早く住民へ情報を発信でき、変死などの事案にも連携して早期の事件解決につながる」と期待。与那嶺署長は「必要な情報提供で町民の安全、安心を実現したい」と話した。
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