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鎮魂の月が往く。戦争は二度と…

 鎮魂の月が往く。戦争は二度と繰り返してはならない。先日、バンナ岳麓の戦争マラリア犠牲者慰霊之碑で、本土の「9条の会」平和学習ツアー一行が地元講師の話に耳を傾けていた。この国もまだ捨てたもんじゃない▼だが、安倍政権下では敵基地攻撃能力や多用途空母、あまつさえ核開発などの議論まである。軍備より外交努力こそ先だろうに▼先の米朝首脳会談でわかったこと。核とICBMで米国を威嚇する北朝鮮が最も恐れるのは米韓合同軍事演習。空母群が接近しB2ステルス爆撃機が飛来する。防空能力がないに等しい北には耐え難い恐怖なのだろう▼思えば73年前、米軍は台湾も石垣も宮古もすっ飛ばして沖縄島に侵攻上陸した。それ以外の南西諸島に軍事的価値を認めなかったのだ。グアムや沖縄、戦闘機と爆撃機B21の出撃基地さえあれば日本全土を空襲できたから▼月日は記憶を風化させる。ひめゆり資料館の館長も語り部も全員戦後世代という現実。平和を希求する沖縄のこころを語り継ぎ、記録し、ひたすらに想いをつなぐ▼「お花畑の住人」で上等、何が悪い。危機を煽って、いざとなったら真っ先に逃げ出す自称リアリストたちより、よほどまっとうな生きざまだ。幼き子らへ未来を伝えるために何をなすべきか。そんなことを考える日々である。(慶田盛伸)

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