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石垣島の「発酵アイランド構想」 残さ利用で島の発展を 

小泉武夫氏

小泉武夫氏

石垣島の「発酵アイランド構想」に向けたセミナーで残さを発酵技術によって有効活用する提言があった=18日夕、市健康福祉センター視聴覚室

小泉氏、循環型農業に期待

 石垣島の「発酵アイランド構想」に向けたセミナーが18日夕、石垣市健康福祉センター視聴覚室で開かれ、発酵学の第一人者で石垣市経済大使(ゆばなうれ大使)の小泉武夫氏が生ごみなどから排出される残さを発酵技術によって良質な堆肥に変え、有機農産物に生産転換させる循環型農業について提言した。発酵アイランドの将来像に小泉氏は「発酵技術を駆使して堆肥、土づくり、農産物の生産で住民の健康長寿と新たな産業に展開してほしい」と期待した。

 小泉氏は石垣島を訪れる観光客の増加に比例して生ごみの排出量も増えている現状を指摘。自治体による処理費用の負担増や高温で焼却処理する際に排出するCO2の拡大を懸念する一方、生ごみ処理から出る残さを発酵技術で堆肥生産に変化させて良質な農産物を地元で提供する仕組みづくりの必要性を提案した。

 また沖縄の長寿県陥落について食生活の変化を指摘。不均衡な食生活によって腸器官を中心に病気の発症が多くなっていることを説明。過去50年間で日本人の油摂取量4・2倍、肉摂取量3・7倍、ミネラル摂取が17%減少している国民の食生活に警鐘を鳴らした。

 石垣島の発酵アイランドに小泉氏は「残さ堆肥を有効活用してミネラルが豊富な農産物を多く生産してほしい。島から排出される残さを利用することが島の発展につながる」と呼び掛けた。会場には市民約40人が参加した。

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