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庁舎移転地取得へ最終交渉 与那国町議会一般質問

路線バス、運行時間を延長

 【与那国】6月定例与那国町議会(田里千代基議長)は14日から一般質問に入り、与那原繁、崎元俊男、大宜見浩利の3氏が登壇した。老朽化に伴う町役場の高台移転について当局側は、与那国中学校東側の私有地の取得に向け地権者と最終交渉に入っていることを明らかにした。町内のタクシー会社が午後10時以降の運行を取りやめていることを受け、路線バス(定員29人)の運行時間を約5時間延長して夜間需要に対応する考えを示した。

 庁舎の建て替えで町は、庁舎建設検討委員会の答申を踏まえて候補地を模索、昨年12月議会で与那国中東側の与那国島特別地域気象観測所周辺と祖納保育所北側の2カ所を新たな建設候補地に挙げた。

 上地常夫総務課長は、具体的な候補地については明言を避けたが、「地権者との交渉は90%まで進んでいる。行政手続きをしっかり済ませ、7月中に各公民館長へ説明したい」と述べ、外間守吉町長は「誰がみても納得いく場所。承諾を得て議会にも報告する」と強調した。与那原氏と崎元氏への答弁。現庁舎の跡地利用については、現時点で検討していないという。

 ことし1月から町内のタクシー会社が経営上の理由で午後10時以降、運行していないため、地元住民や観光客から「夜間に飲食店と自宅やホテルを結ぶ交通手段がない」との意見が寄せられており、町は、路線バスの委託運営会社に約1200万円を補助して夜間運行を継続する。

 現路線バスは各地域を経由する午後5時25分発が最終で、これを午後10時20分発に延長する。実施日を調整して来年3月31日までの運行を計画する。

 幼稚園の預かり保育で、町教育委員会は、比川幼稚園を対象に18日から来年3月31日まで試験的に受け入れる準備を進めていることを報告した。その後、検証を行い与那国、久部良幼稚園に拡大する方針。いずれも崎元氏への答弁。

 入域観光客が過去最多の4万人台となったにもかかわらず、観光地整備が依然として課題となっている現状を大宜見氏が指摘。当局側は一括交付金を活用し、本年度にサンニヌ台展望台、19年度に西崎、20年度に東崎展望台を改修する計画を示した。一般質問は15日まで。

 

 【与那国町議会質問要旨】

 ▶AIバス実証実験

 与那原繁氏=実験結果は。

 小嶺長典企画財政課長=今年3月21日から10日間で利用登録者は82人だったが、163人が乗車した。利用ニーズは高く、約9割が便利と回答した。

 ▶新港建設

 与那原氏=大型クルーズ船が接岸可能な新港整備は可能か。

 外間守吉町長=2万㌧や5万㌧クラスの船が入港するのは構造上、無理がある。与那国島沖で、入港手続きで停泊するクルーズ船の入客を考えたい。

 ▶交通弱者支援対策

 崎元俊男氏=那覇石垣間で県は航空運賃補助の適用保留を決めたが、町も継続の要請を行うべきだ。

 外間町長=町民にもダメージは大きい。町としても強く要請したい、町議会も要請してほしい。

 ▶パークゴルフ場建設

 崎元氏=住民の健康増進と観光客誘致にもつながる。久米島町では住民による大会が盛んでツアー客の旅行商品もある。

 外間町長=若年者から高齢者までプレーが可能で簡単なルール。健康には抜群の効果があると思うので事業として考えたい。

 ▶観光施設の改修

 大宜見浩利氏=東崎の東屋とトイレの鉄筋が腐食して剥離もしている。今後の対応は。

 小嶺企画財政課長=東崎は1981年に整備され、施設は老朽化。撤去を行い、段階的に整備する。

 ▶新ごみ焼却施設の建設

 大宜見氏=進捗(しんちょく)状況と今後の計画は。

 前大舛和夫まちづくり課長=2018年度から3年間で一括して本体工事を進める。台風後の倒木などの処理に対応した施設。8月には新しいごみの分別に関するパンフレットを配布して周知する。

  • タグ: 与那国町議会
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