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発達支援システム「すこやか相談窓口」開設 石垣市

すこやか窓口相談の開設を前に看板が設置された=5月31日午後、石垣市健康福祉センター

すこやか窓口相談の開設を前に看板が設置された=5月31日午後、石垣市健康福祉センター

保健・福祉・教育で連携

 石垣市は発達支援が必要な子どもの相談窓口として、「すこやか相談窓口」を市健康福祉センター内に開設し、1日から運用開始した。市は臨床心理士、保健師各2人を配置し、毎週水曜日の午前と午後、保護者らから相談を受ける。保健、福祉、教育で連携しながら乳幼児期から就労支援までライフステージに応じ、一貫した支援を行う。発達支援システム構築の第一歩として、支援を必要とする子どもの早期発見・支援に期待が寄せられている。

 相談は事前予約制。窓口では▽発達に関すること▽気になる行動や様子▽言葉の発達▽入園や入学への不安▽子どもとの関わり方—などについて相談を受ける。相談者の不安や心配事を整理し、子どもの個性やペースに合わせた支援を一緒に考え、必要であれば教育機関や病院、福祉サービスの利用にもつなげていく。

 窓口設置は、2013年に石垣市障がい者自立支援協議会と障がい児(者)を持つ親の会5団体の要請を受け、実現した。

 当時、要請を行ったダウン症児親の会「ぴゅあの会」の矢崎真一さんは「時間はかかったが、窓口が設けられたことは素晴らしいことだ」と喜ぶ一方で、複数の場所や担当に分散されている関連手続きなどを相談窓口一カ所で行える「ワンストップサービス」の提供を求め、「たらい回しが起きないようにお願いしたい」と要望。また、窓口が中心になり、本人が成人しても個々の情報が管理共有できるシステムの構築も訴えた。

 窓口開設を前に5月31日午後、看板の設置が行われ、中山義隆市長は「まずは一歩前進できた。保護者や関係者の相談に丁寧に対応したい」と述べた。

 臨床心理士の一人、髙嶺善勇さんは「私たち専門職と多職種が連携を取り、その人に合ったアドバイスやサービスを提供したい」と抱負を語った。

 厚生労働省によると発達障害は、生まれつき脳機能の一部に障害があるため、自閉症、注意欠如・多動性障害、学習障害などの症状が表れる。特性を本人や家族・周囲の人が理解し、その人に合ったやり方で日常的な暮らし、学校や職場での過ごし方を工夫することで、持っている本来の力を生かすことができるという。

 窓口での相談時間は午前9時半~10時20分、同10時40分~11時半、午後1時半~2時20分、同2時40分~3時半。問い合わせは、市健康福祉センター(0980ー88ー0088)。

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