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正社員求人25%と低水準 八重山

八重山管内と全国の正規・非正規求人の割合

八重山管内と全国の正規・非正規求人の割合

過去5年間の平均
雇用の質が改善されず

 好調な観光産業がけん引して、経済が拡大し雇用の間口も広がる一方、郡内の正社員求人は2017年度までの過去5年間の平均で全体の25%と低い水準にとどまっていることが23日までに八重山公共職業安定所(寺島浩代所長)への取材で分かった。残る75%は個別の労働契約に応じた期間や時間で雇用する非正規求人で、13年3月の新空港開港から急激に活性化した経済活動に対して雇用の質が改善していない現状が浮き彫りとなっている。

 八重山所管内の2017年度有効求人倍率の平均値は、平成に入って過去最高の1・52倍を記録。新空港が開港した13年から大幅な観光入域の増加に伴い、宿泊業や飲食業を中心に新規求人が急増して雇用が拡大。14年12月からことし3月まで40カ月連続で有効求人倍率が1倍を超え、経済環境は活況だ。

 一方、景気動向が好調を維持する半面、企業の正社員の新規求人は過去5年で低調だ。

 八重山所によると、正規求人の割合は13年度23・7%(全国40・5%)、14年度27・2%(同40・9%)、15年度24・1%(同41・2%)、16年度24・5%(同41・6%)、17年度25・6%(同42・5%)。

 過去5年の平均は八重山の正規求人25%、非正規求人75%に対して全国は正規求人41・3%、非正規求人58・7%と開きがある。

 八重山所は正規雇用を求める企業の意識の他に、観光業に特化した企業の多くが年間を通した観光客数に左右され、労働力を求める夏場の繁忙期とオフシーズンとなる冬場の閑散期で通年の従業員を抱えきれずに期間雇用に依存する実情があるとみている。

 寺島所長は「正規求人が増えることは好調な観光を年間通して受け入れる労働力になり、U・Iターンの受け入れにもつながる。季節に左右されず製造業などの2次産業で正社員求人が拡大してほしい。正規雇用が伸びることが地域発展の指針になる」と話した。

  • タグ: 雇用
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