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台湾南部の農村を南大東村観光協会の人たちと…

 台湾南部の農村を南大東村観光協会の人たちと訪ねた▼かつて、多くの人が沖縄に出稼ぎに来たことがある村。もてなしは丁寧で、出稼ぎ経験のある60代後半から80代後半までのお年寄りも約2時間同行した▼訪問日の最高気温は30度超。北回帰線が通るエリアとあっては、地元の人には慣れたものかもしれないが、遠来の客がなければ出歩くこともないであろう陽気だ▼同協会理事の田仲瑠美子さん(56)によると、台湾から出稼ぎがあったという復帰前の歴史は、島の若い人たちはほとんど知らないという。今回の訪問には、その歴史をたどり直し、台湾との関係をあらためて深めようという狙いがある。島で観光業に従事する垣花佳代子さん(47)は「南大東島のルーツを考えるという意味もある」と述べた▼台湾側も南大東からの訪問に注目している。台湾政府文化部(文化庁に相当)の林郁欣さんは「ローカルの視点で、台湾の歴史の空白を埋めることができる」と述べた。忘れられようとしている歴史をつなぎとめるという点で、双方の気持ちが通じ合ったようだ▼相互に交流するには、相手方を訪ねるにはどう行ったらいいのか交通機関を調べるところから始まる。メジャーな都市間の往来とは違う。その面倒な第一歩が新しい歴史につながりそうだ。(松田良孝)

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