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「平成」最後の5月雑感

元号、国会、知事選、世界遺産のことなど

 ■「平成」の終わりの始まり

 来年5月に新しい天皇が即位し、元号が変わる。ゴールデンウイークでにぎわった今月から今の元号「平成」の終わりのカウントダウンがスタートした。そういう中で不祥事続出の「安倍一強」も揺らぎが出ているが、これもおごる平家は久しからずで9月の3選を前に5年余も続く安倍強権政治の終わりの始まりなのだろうか。

 その国会は政府与党の誠意ない対応に反発する野党の審議拒否で異常事態が続いていたが、柳瀬元首相秘書官の参考人招致などで正常化した。

 しかしそこで不思議なのがあれだけ「記憶がない」と頑強だった元秘書官の“記憶喪失”が突然戻ったことだ。首相のお友だちの加計学園関係者との面談はそれこそ「総理案件」発言の信用性を高めるものであり、いくら自浄作用のない与党でも「安倍降ろし」の動きも出て、平成の元号と共に安倍政権が終わる可能性は否定できない。

 北朝鮮問題でも圧力一辺倒の首相はその反発から北朝鮮に罵倒され、融和ムードの中一人蚊帳の外状態だ。麻生財務相のセクハラなどに対する人間性や不見識ももっと追及されるべきだ。

 ■苦境に立つ翁長県政

 沖縄の基地問題も正念場だ。沖縄より米国を優先する民意無視・問答無用の安倍政権の強大な権力で辺野古の新基地建設工事は進み、来月には土砂も投入され埋め立てが本格化する。加えて11月の県知事選を前に翁長知事に腫瘍が見つかり、再選出馬も不透明な状況下で翁長県政や支持勢力は名護市長選にも敗れるなど苦境にある。

 前知事の埋め立て承認を早急に撤回し、中旬以降に署名集めが本格化する県民投票も実施するなど、安倍政権の理不尽なやり方にはあらゆる手だてを講じて不屈の闘いをする必要がある。

 沖縄の「屈辱の日」とされる先月28日には、米軍属の女性殺害から2年を迎え、両親らが悲しみを新たにした。頻発する米軍ヘリ墜落や部品落下など翁長知事が米軍の事件事故に反発し、「オール沖縄」で指し示した方向性は正しい。安倍政権が崩壊すれば状況は変わる。諦めるべきでない。

 ■狡猾で強引な市政運営

 石垣市では自衛隊受け入れをめぐり中山市長がまだ決めたわけでないと繰り返す中で、防衛省が本年度に用地測量や物件補償、不動産鑑定評価など6業務について入札予定が明らかになった。しかしこうして事実上配備作業が確実に進む現状を見ると、それは明らかに市民をだます極めて狡猾(こうかつ)な詭弁、手法といえるだろう。

 辺野古の新基地や高江のヘリパッドを筆頭に石垣や宮古の自衛隊配備、川平の高さ制限緩和、白保のホテル建設など安倍政権をまねているのか地元や地域の民意や反対を無視する強引で狡猾な手法が自治体に広がっている。

 2012年の「南西地域の新たな陸上部隊配備構想」の文書も黒塗りで開示された。今の陸自配備が既に記載されていたのか。1年後の元号も注目だが、何より民主主義を壊す役所の不都合を覆い隠す文書の廃棄や隠蔽(いんぺい)、詭弁がまかり通る政治を許すべきでない。

 西表の世界自然遺産登録は地元の対応不足がある中で、拙速は避けるべきだろう。

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