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沖縄を訪れた台湾人観光客が、県内ではしか…

 沖縄を訪れた台湾人観光客が、県内ではしか(麻疹)が広がるきっかけとなったとみられることから、台湾では、沖縄とはしかがセットで語られることが珍しくない▼2日までに分かった沖縄旅行のキャンセルは3558人。このうち、421人が台湾からの観光客だという(3日付「沖縄タイムス」26面)。台湾政府は沖縄旅行の自粛を呼び掛けてはいない。衛生当局が公開している動画「沖縄へ行くのにMMRは必要?」も、はしかなどを予防する新3種混合ワクチン(MMR)の接種で安全に旅行をという考え方が基本にある▼八重山に最も深い痕跡の残している感染症はマラリアだろう。集落の盛衰を左右するほどの影響を与えた▼山本太郎著「感染症と文明」(岩波新書)は「疾病対策自身が費用対効果の高い開発計画だということが明らかになってきた」と述べる。たとえば野底など石垣島の北西部に人家が建ち並ぶ光景は、マラリア対策抜きには説明できない▼感染症の専門家、岡田晴恵氏は15年前の著書「感染症とたたかう」(同)で、はしかについて「正確な知識や情報を得る機会に恵まれず」、適切な判断ができていないと指摘している。今回の流行が及ぼす影響を検証することが、「次」への備えをバージョンアップさせることになるだろう。(松田良孝)
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