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俗に沖縄県民は「顔が濃い」と言われる…

 俗に沖縄県民は「顔が濃い」と言われる。彫りが深く、瞳ぱっちりの二重まぶた。眉やひげも濃く、縄文系の代表格として扱われる▼白保竿根田原洞穴遺跡で出土した国内最古約2万7千年前の旧石器時代の人骨から、最新のデジタル技術で顔が復元された。「日本最古の顔」である。額は広く彫りが深いが縦に短い。中国南部やベトナムなど南方系の特徴に近いという。沖縄県民なら見たことがある印象で、今でもどこかにいそうだ▼約2万年前の港川人は縄文人の先祖の一つと考えられたが、近年の研究では豪州などの先住民に近いとされる▼去る3月、国立科学博物館などが公表した縄文人の復元像が興味深い。北海道礼文島で発見された3千8百年前の骨DNAのゲノム情報で復元した女性。肌は色が濃くシミがあり瞳は明るい茶色。髪は細い縮れ毛。A型で酒に強いと▼古代人は、私たちの想像以上に地球規模で「海上の道」に果敢に挑み、北へ南へ往来して融合が進んだに違いない。そのなかで時として地域に特徴的な顔立ちが生まれるのかも▼県内では比較的「薄い」とされる八重山人。明治期より本土や糸満、台湾、戦後は県内各地からの開拓、現代も移住者が相次ぎ歴史を紡ぐ島々である。さぞかしいいとこ取りの「最新の顔」に進化したに違いない。(慶田盛伸)

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