八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

ウミガメ産卵の浜守ろう ウミガメ研究会

26年間の調査活動について報告する奥山隼一氏=29日午前、しらほサンゴ村

26年間の調査活動について報告する奥山隼一氏=29日午前、しらほサンゴ村

20年来の個体も
活動報告で呼び掛け

 1992年から石垣島に上陸・産卵するウミガメの調査を行っている石垣島ウミガメ研究会(谷崎樹生会長)は29日、初の活動報告会をサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」で開いた。ウミガメは同じ砂浜に繰り返して上陸・産卵する傾向があり、これまでの調査で20年余りにわたって産卵している個体がいることも分かった。研究会は、ウミガメが産卵する浜では▽車で走らない▽花火・キャンプファイアはしない▽ごみは持ち帰る—よう呼び掛けている。

 ウミガメは世界で7種が確認されている。研究会会員の奥山隼一氏によると、日本にはアオウミガメとアカウミガメ、タイマイの3種の産卵域があるが、石垣島は3種そろって産卵する珍しい地域。近年はアオウミガメが増加しているが、アカウミガメは減少。タイマイは顕著な変化はない。アカウミガメの減少について奥山氏は、海水温の上昇傾向が原因の一つではないかとの見方を示した。

 ウミガメは数年に1回の割合で産卵シーズンを迎え、同シーズンには何度も上陸して産卵する。アオウミガメの場合、約10日間隔で最大7回産卵し、3~5年で栄養を蓄えた後、再び産卵にやってくるという。

 このうち「ハルミ」と名のついた個体は1992年に初めて確認されて以降、2013年までに3~4年おきに計7回産卵している。甲長は106㌢と最大級。2010年に確認した際には甲羅がぼろぼろの状態で、産卵できる期間が長期に及ぶことを証明する個体となっている。

 ウミガメは人気のない静かな場所で産卵し、人間の声やライトを察知すると上陸を止めるため、研究会は海浜環境の保全も重要としている。

地図
  • タグ: ウミガメ
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム