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市議ら4被告、無罪主張 市長への職務強要

石垣市長への職務強要事件の概要

石垣市長への職務強要事件の概要

ゴルフ場建設計画 那覇地裁で初公判

 【那覇】伊原間牧場でのゴルフ場建設計画をめぐり、市有地の貸し付けなどを求めて中山義隆石垣市長を脅迫したとして職務強要の罪に問われている市議の今村重治(64)と伊良皆高信(58)ら4被告の初公判が16日午後、那覇地方裁判所(柴田寿宏裁判官長)であり、被告側は「共謀も脅迫もなかった」と無罪を主張、全面的に争う構えを示した。ほかに起訴されているのは団体役員の押川吉男被告(78)、会社役員の宮谷茂被告(65)。

 検察の冒頭陳述によると、一般社団法人ハイビスカスゴルフカントリー代表理事の今村被告と、理事の伊良皆被告含む4被告は2016年1月26日から同年5月11日までの間、中山市長が上半身裸の女性に抱きつかれている写真を使って脅迫したとされる。検察側は、証拠として、押川被告のICレコーダーや中山市長の携帯電話、録音機器などで録音された音声データを提出した。 

 弁護側は写真を市長に提示したことを認めた上で「あくまで市長の脇の甘さに苦言を呈しただけで、要求に結びつくものではない」とし、市有地の貸し付けを求めたことについては「正当な要望だ」と主張。音源については「警察の指導のもと、市長が勝手に恣意(しい)的なタイミングで録音したものである」として証拠からの排除を求めた。

 写真は宮谷被告が第三者から入手、押川被告に提供しており、代理人は「興味本位だった」とした。検察側が提出した、写真が印刷された怪文書についても「本件とは関係ない」と反論した。

 第2回は5月28日10時の開廷。石垣市公有財産検討委員会委員長の漢那政弘副市長が証人として出廷する。第3回は中山市長が予定されている。9月5日までに7回の公判で結審する見通しだ。

 ■職務強要事件の経緯

 検察側の冒頭陳述などによると、ゴルフ場建設に関心のあった今村被告と押川被告が中心となり、選挙公約にゴルフ場建設を掲げていた中山市長に協力、賛同を求める陳情を繰り返し、2015年4月に一般社団法人ハイビスカスゴルフカントリーを設立。今村被告が代表理事、伊良皆と押川の2被告が理事に就任した。

 同クラブは、石垣市公有財産検討委員会(委員長・漢那政弘副市長)に伊原間のゴルフ場建設予定地に隣接する市有地の貸与、売却の承認を求める申請を行ったが、事業計画が不明として承認されなかったため、同年6月ごろに中山市長宛てに「ゴルフ場建設及び市有地利用に関する要望書」を石垣市役所に提出。11月に、市から保留の回答があり、中山市長に不満を募らせた。

 中山市長が市議だったころの07年、八重山青年会議所の国際交流事業の一環で訪れた台湾で撮影された上半身裸の女性との写真を、宮谷被告が15年12月、第三者から入手。これをもとに押川被告が中山市長と交渉を開始した。

 押川被告は16年1月、市長室で「スキャンダル写真だ。市長の腹づもりで(ゴルフ場建設を)決めなさい」などと脅し、同年4月、押川被告と市長室を訪れた今村被告は「二人(押川、宮谷被告)が本気で動いたら大変なことになるからちゃんとやってくれよ」と伝えた。伊良皆被告も「この話が表に出たら家族親戚全部出てくる。大変なことになる」と強要した、とされている。

  • タグ: ゴルフ場建設計画
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