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2月に台北市内で開かれた本島北部やんばるの物産販売イベントで…

 2月に台北市内で開かれた本島北部やんばるの物産販売イベントで、本部町伊豆味からパン屋が参加した。復帰5年後という、かなり早い時期から全粒粉を使った黒パンを焼いてきた八重岳ベーカリー。73歳の比嘉恵美子代表が自ら台湾まで出張ってきた▼パンを外国まで売りにきたのには訳がある。ヒントはブースに掲げた手書きの表示。英語と中国語で「卵と牛乳は使っていません」とある▼比嘉さんは「台湾はベジタリアンが多いと聞いて、うちのパンがちょうどいいのではないかと思いました」と話す。卵と牛乳を取らない暮らしは、ベジタリアンの食生活のひとつだ▼3年前、台湾と八重山を結ぶツアーの企画に携わったとき、食文化の比較をしてみようと台北市内にあるベジタリアン向けレストランに入ってみたことがある。大豆を使って本物の肉そっくりに仕上げたメニューが出てきたりして、巧みな技に舌を巻いた▼台湾では、ベジタリアンなど食事に配慮を必要とするケースは特別視されない。全人口の約3%に当たる73万人もの外国人が暮らし、そのほぼ3人に1人はインドネシア人で、ハラールの需要も高い▼「台湾の人は味見をして、ちゃんと納得してから買ってくれる」と比嘉さん。台湾の食文化に着目した販売は、上々の手応えだ。(松田良孝)

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