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18人全員が高校合格

「子どもホッ!とステーション未来塾」の第1期生旅立ち式で卒業生にプレゼントを手渡す一般社団法人HOPEの山里世紀子代表理事(右)=29日夕、市子どもセンター

「子どもホッ!とステーション未来塾」の第1期生旅立ち式で卒業生にプレゼントを手渡す一般社団法人HOPEの山里世紀子代表理事(右)=29日夕、市子どもセンター

未来塾1期生〝旅立ち式〟

 経済的に困難などの理由で学習塾に通えない中学生に無料で学習支援を行う「子どもホッ!とステーション未来塾」で、2016年6月の開設以降入塾した中学3年生18人全員が本年度の高校入学試験で見事合格した。29日夕、同塾第1期生の〝旅立ち式〟が、同塾を開設する市子どもセンターで行われた。

 同塾は、同センターを運営する一般社団法人HOPE(山里世紀子代表)が市から運営を受託。週3日、夕方から3時間、生徒それぞれの進度に合わせて過去の高校入試の問題などで指導し、軽食も提供した。

 本年度は、市児童家庭課の審査を経て入塾した中学3年生18人全員が目標の高校合格を果たした。合格後も、生徒たちの希望で高校の予習が最終日の同日まで行われ、旅立ち式では、卒業生一人一人にメッセージカードと記念品がプレゼントされた。

 1月から入塾したという女子生徒は「分からないところは聞きやすいし、家で一人でする勉強より集中力が持続した。心理カウンセラーの夢に向かって頑張りたい」と手応え。学校の担任教師から紹介されたという女子生徒は「基本から自分のペースに合わせて分かるようになるまでついててくれた。他校の友達もできた。保育士を目指し、資格取得のために校外活動にも積極的に参加したい」と満足げな表情。

 目標の高校に合格した男子生徒は「苦手な英語も点数が上がった。高校で数学検定準1級が目標。将来数学教師になってお世話になった人たちに再会したい」と感謝も口にした。

 長年私塾で指導した経験から講師を務めた屋良朝三さんは「初めはとっつきにくかった子も慣れるとどんどん吸収していった。強制せず、基本でつまずいているところでヒントを与えて見守るやり方なので、きっと窮屈には感じなかったと思う。自分を大切に、自分のペースで頑張ってほしい」とエール、HOPEの山里代表理事は「巣立った後もつながっていきたい。支援される側から支援する側になってもらえる未来塾の一歩になったと思う」と振り返った。

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