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「住民投票そぐわない」

新年度各施策の実効性などについて質問した(右から)前西原武三氏と與那覇英作氏

新年度各施策の実効性などについて質問した(右から)前西原武三氏と與那覇英作氏

与那国町議会3月定例会一般質問
新庁舎建設候補地で見解

 【与那国】一般質問最終日を迎えた3月定例町議会(田里千代基議長)は16日、前西原武三、與那覇英作の2氏が、外間守吉町長が掲げた新年度各施策の実効性などについて質問した。進捗(しんちょく)状況が不透明な新庁舎の移転新築計画について町側は「町長含めて水面下で土地取得を調整している。検討委員会で答申を受けた与那国中東側を建設候補地とする。住民投票はそぐわない」との見解を示した。老朽化で2019年度に着工予定の町伝統工芸館については、手狭な用地を理由に、現地建て替えではなく別の場所で用地選定を進めていると報告した。

 新庁舎建設をめぐり町は当初、検討委から答申を受けた与那国中東側の候補地で進めていたが、計画地の一部私有地に相続不可能な土地があることから断念。上地常夫総務財政課長は「答申を尊重して東側に庁舎を建設する。新たに検討委員会で再度決めることはない」と従来通りの姿勢を示した。

 與那覇氏は「相続不可能な土地などの問題は今後も出てくる。庁舎は危険家屋なので一刻も早く東側の予定地で納得のいく土地を選定して進めてほしい」と要望した。

 前西原氏は、町内唯一の特別養護老人ホーム「月桃の里」(定員30人)の経営改善をめぐり、昨年12月に町出身の男性から寄付された1億円の出資についてただし、町は「出資して改善されなければ(お金が)泡になる。目に見える形で改善されれば検討したい」と慎重な考えを示した。

 また、4月から寄付金を活用して月桃の里を利用する町民に月2万円の助成を行う計画への質問に「財源がなくなる恐れがあるので、施設の実態を寄付者本人にお知らせして使途の意向を再度確認したい」と答え、外間町長が施政方針で掲げた助成金制度の再検討を方向転回する考えを明らかにした。

 

【与那国町議会一般質問要旨】

▶施政方針

 前西原武三氏=間工員宿舎建設の計画は。

 慶田嵩精三産業振興課長=2019年度で現地調査を行い、20年度で施設整備する。

 外間守吉町長=整備は離島活性化交付金事業で行い、カジキ釣り大会やマラソン大会などで宿泊場所が足りない状況にも対応する。

 前西原氏=クシティ(パクチー)への取り組みは。

 慶田嵩産業振興課長=ハウス栽培と露地栽培を比較し、年中収穫を目指す。

 前西原氏=水道料金2年間の無償化は。

 前大舛和夫まちづくり課長=世帯数660件が対象。現在の給水状況は950件。家庭用、営業用、団体用に区別。自衛隊駐屯地は団体用。基地外の自衛隊宿舎は家庭用で18戸ある。

▶サトウキビ生産

 與那覇英作氏=今期は5000㌧、来期の計画は。

 慶田嵩産業振興課長=昨年の夏植えが70㌶あり、来期は6000㌧に到達する見込み。操業は12月1日から始まり来年3月末までを目指す。

▶ごみ焼却施設

 與那覇氏=計画概要は。

 前大舛まちづくり課長=年度内まで発注支援業務、2019年度から3年間かけて本体工事を予定している。予算は事業費ベースで28億円。

▶津波避難タワー

 與那覇氏=比川での計画が進んでいない。建設候補地と進捗(しんちょく)は。

 上地常夫総務財政課長=計画を諦めたわけではない。調整を進めている。

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