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月桃の里に1000万円補助 与那国町議会

登壇した(右から)大宜見浩利氏、与那原繁氏、崎元俊男氏

登壇した(右から)大宜見浩利氏、与那原繁氏、崎元俊男氏

3月定例会一般質問
公金支出で外部監査も

 【与那国】3月定例与那国町議会(田里千代基議長)は15日から一般質問に入り、大宜見浩利、与那原繁、崎元俊男の3氏が福祉や農林水産業などについて見解をただした。町は、赤字運営が続いている町内唯一の特別養護老人ホーム「月桃の里」(定員30人)に昨年12月に1000万円の補助を支出したことを明らかにし、経営改善を見守る考えを示した。公金支出に伴い、外部監査も行う意向だ。

 町長寿福祉課によると、1999年に設立された月桃の里は当初、町内利用者で満床が続いたが、2000年4月に介護保険制度の開始に加え、人口減少などで入所者が減少。12年からは約500万円の赤字が続き、介護報酬の改定が行われた15年には約2100万円の損失を計上した。

 17年12月末現在、19人が利用しているが、町内利用者は8人にとどまっており、石垣市など島外からの入所者に頼っているのが現状。施設を運営する社会福祉法人ダンヌ会(上地国生理事長)は職員賞与のカット、事務や事業費の削減を断行したが、資金不足に陥り、昨年6月に町へ運営資金の補助を要望していた。

 一方、高齢化に伴いニーズが高まっているショートステイについて上地常夫総務財政課長は「施設が整っている月桃の里でショートステイを復活させてほしいが、施設の体質改善が優先。町内利用者が増えて経営改善の見通しがあれば寄付金の活用も考えている。県と情報共有しながら経過をみたい」と慎重な姿勢を見せた。与那原氏と崎元氏への答弁。

 大宜見氏は、当初計画されていたサトウキビ収量が4000㌧から5000㌧に増産し、操業期間の延長で農家の負担になっていると指摘。町の最終目標である収量7000㌧に向け、ハーベスターの新規導入による機械刈りで、高齢化する農家の負担軽減と安定的な収穫による製糖工場の稼働を平準化させるよう求めた。

 慶田嵩精三産業振興課長は「計画通りに当初からハーベスターによる機械刈りの取り組みをしているが、2台のうち1台が途中で故障した。新規導入は生産組合と意見をまとめたい」、外間守吉町長は「離島活性化交付金を利用して期間工員向けの宿舎整備で人材を確保したい」と述べた。

 

【与那国町議会一般質問要旨】

▶町漁業担い手育成プラン事業

 大宜見浩利氏=漁業者負担軽減の事業継続は

 慶田嵩精三産業振興課長=2021年まで事業継続して新規漁業者の支援を図る

 外間守吉町長 国境の地で漁業従事者が衰退、漁業者が生まれないということがないように国の理解を得てフォローしたい。

▶優良繁殖雌牛購入費用

 大宜見氏=これまでと次年度の計画は

 慶田嵩産業振興課長=2013年年度から17年度までに98頭、18年度は20頭の導入を予定している。

▶観光地の手すり整備

 大宜見氏=観光客の増加で高齢者も多く訪れている。景勝地のサンニヌ台含めた観光地への設置は

 上地常夫総務財政課長=急傾斜の観光地もあり、高齢の観光客には負担なので予算を勘案して整備したい

▶天皇皇后両陛下行幸啓について

 与那原繁氏=町民への対応は

 上地総務財政課長=奉迎箇所は警備上お知らせしていないが、県警と調整して行幸啓の4、5日前に町の広報誌で奉迎箇所を周知して集まってもらう考え。

▶与那原氏=町全体の奉迎ムードづくりは

 上地総務財政課長=関係機関・団体を集めて実行委員会を立ち上げて機運を高めている。各公民館には警察と一緒に沿道へ訪れる住民の安全確保を要請。奉迎箇所には花を植えたプランター600鉢を各地に配置する。

▶移住定住施策について

 崎元俊男氏=町の取り組みは

 上地総務財政課長=町にあったメニューは創出しており、空き家バンク事業の導入は現時点で難しい。

前大舛和夫まちづくり課長=移住定住支援として将来的には単身者用など、需要に合わせた町営住宅を整備したい。

▶新庁舎建設の進捗(しんちょく)

 崎元氏=防災・減災事業債の期間に間に合うか

 上地総務財政課長= 21年度までに着手すれば該当する。防災機能の強靱(きょうじん)化を目的にした新たな起債の創設もある。

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