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西表島エコツーリズムのガイドライン作成へ 3月定例竹富町議会

登壇した(右から)山盛力氏、那根操氏、仲里俊一氏、渡久山康秀氏

登壇した(右から)山盛力氏、那根操氏、仲里俊一氏、渡久山康秀氏

19年度の完了目指す
世界自然遺産登録に向け

 約3カ月後に迫った西表島の世界自然遺産登録に向けて、竹富町は沖縄県自然保護課とともに西表島エコツーリズムガイドラインの作成作業を進めている。同ガイドラインで▽利用ルールの設定▽モニタリング体制の確保▽ガイド制度の確立・運用—を目指し、無秩序な観光利用に歯止めをかけたい考え。14日の3月定例竹富町議会(新博文議長)の一般質問で、渡久山康秀氏の質問に通事太一郎政策推進課長が「しっかりと利用規制やガイド育成を行い、利用マナーの向上に努めたい」と答弁した。町は今後、2018年度内に同ガイドラインの素案をまとめ、19年度の作成完了を目指す。

 町は17年度からの3カ年計画として、県自然保護課と「西表島における適正利用とエコツーリズム推進体制構築支援業務」を展開している。ガイドライン作成は同事業の一環。

 作成業務にあたり、31機関・団体の代表者らで組織する検討会のほか、島内の91観光ガイド事業者をエリアごとに分けた六つのワーキンググループを設置した。同事業者数は、島内全観光ガイド事業者の約73%を占めている。

 17年度には、計2回の検討会とワーキンググループを実施し、▽仲間川▽ヒナイ川▽浦内川—など各フィールドでの実情や課題・対策案を共有。出席者からは「浦内川の上流船着き場からの歩道でマヤグスクの滝につながる歩道の利用増加」「入山者の管理」などの指摘が挙がっている。

 渡久山氏は浦内川やクーラ川に無断放置されているカヌーやサップの写真を示し、「視察した際に浦内川にはカヌー33艘が放置されていた。今後、どう対応するのか」と当局の対応をただした。

 通事政策推進課長は「よろしくない利用がされている現状を認識。県との共同事務局の中で課題を共有し、必要に応じて利用者らを指導できるよう対処したい」と答えた。

 14日は渡久山、山盛力、那根操、仲里俊一の4氏が登壇した。

 

【竹富町議会一般質問要旨】

 ▶大原中学校の駐車場整備

 山盛力氏=整備計画はあるのか。駐車場として利用している体育館西側の盛土の舗装は。

 田代仁教育委員会総務課長=そこを駐車場として整備するのか、耐用年数が来る体育館を含めて総合的な整備をするか検討している。

 ▶黒島地区の貯水タンク

 那根操氏=貯水タンク増設の計画は。地元からもう1基求める声がある。

 前石野裕和水道課長=黒島配水池は平成34年度に容量240㌧に増量し、更新予定。

 小濵啓由産業振興課長=増設の必要性や緊急性があれば検討したい。

 ▶美田良地区農業排水溝

 那根氏=排水溝の土砂撤去や損壊部分の整備を求める声が上がっている。

 小濵産業振興課長=地元農家とともに現場を確認し、6月ごろに整備予定。

 ▶県道拡幅整備

 仲里俊一氏=中野団地から住吉町道までの整備進捗(しんちょく)は。大型バスなどのすれ違いに支障がある。

 大盛聰まちづくり課長=本年度に基本設計を済ませ、来年度には実施設計。平成32年度に着工の見通し。

 ▶離島船賃の今後の取り組み

 仲里氏=平成33年度の一括交付金終了後、どう財源確保するのか。

 通事太一郎政策推進課長=本年度2月末時点で延べ13万4900人が利用するなど、本事業の重要性は承知。財源確保に向けて国や県と協議していきたい。

 西大舛髙旬竹富町長=市町会や町村会でも要請することを確認しており、閉会後にでも県内31市町村で国に働きかける。

 ▶施政方針演説

 渡久山康秀氏=防災に強いまちづくりを掲げるが、避難誘導看板などの設置が追いついていない。

 東金嶺肇防災危機管理課長=地域からも同様の声が届いている。できるだけ早く取り組んでいきたい。

 ▶世界自然遺産登録

 渡久山氏=登録の推進というが、住民アンケート結果では皆さんからの厳しい反応がある。

 通事政策推進課長=アンケート回収率の低さや同調査結果はわれわれの周知不足が大きい。事実を受け止めてしっかり取り組みたい。

 ▶波照間空港の再開

 渡久山氏=離島航路確保維持改善事業など、どんどん推し進めてほしい。波照間空港再開の課題もある。

 西大舛町長=粟国、多良間村長とともに県に第一航空以外の航空会社の就航を要請している。閉会後には国交省にも赴きたい。

  • タグ: 竹富町議会
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