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現代社会で進む「本離れ」は若い世代で…

 現代社会で進む「本離れ」は若い世代でより深刻な状況のようである▼全国大学生協連(東京)が発表した年次調査結果によると、一日の読書時間について大学生の53%が「ゼロ」と回答。昨年10月から11月にかけて全国の国公立・私立大学の学生1万21人から得た結果だが、人生を豊かにしてくれる読書の大切さからすると、心もとない実態である▼読書時間ゼロが半数を超えたのは2004年以降初めて。大学生の一日の読書時間は平均23・6分。アルバイトをする学生に読書時間ゼロが多かった。ゼロを除いた「読む学生」の平均読書時間は51・1分で前年より2・5分伸び、読書する学生と全くしない学生の「二極化」が起きている▼なぜ、若い世代で「本離れ」が進行しているのか。大学入学前に読書習慣が身についていない学生の増加を指摘する専門家の声もある▼何よりも読書は、居ながらにして古今東西のものの考え方、生き方、風物、歴史などを教えてくれる。単に知識を得る手だてというよりも感性をみがく上でも読書の意義は大きい▼純粋な子どもたちにとっては、乾いた大地に水が吸い込まれるように読書を通して大切なものを学んでいく。一冊の本との出合いで生きる道が決まることだってある。人生を左右しかねない読書の大切さを再認識したい。(鬚川修)

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