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年が明けた。今年は初の…

 年が明けた。今年は初の主席公選から50年、半世紀になる。米軍の任命ではなく県民の手で選ばれた初めての琉球政府行政主席にして、復帰後沖縄の初代県知事となったのは屋良朝苗氏である▼戦後政治史上に輝く自治権の獲得でもあった選挙は「即時無条件全面返還」か、「イモとハダシ」かを争点に行われた。県民は経済よりも「沖縄のことは沖縄が決める」自治を選択した▼半世紀前の石垣といえば、全島電化、浄水場完成、気象台のポール撤去、YS-11就航などの年だった▼残念ながら沖縄の自治は、いまだに未完である。それは日本の民主主義がもろく、成熟していないから。何度民意を示しても平然と無視することで明らかだ。それでも辺野古の座り込みは5千日を超えた。平和で自然豊かな沖縄の未来をつくる不屈の闘いは続く▼石垣市長選挙まで残り2か月。国策優先か否か。これも当然、自治の課題である。挑戦者は「住民自治を取り戻す」と宣言し、現職は「石垣ブランド確立のトップセールス」と経済振興を訴える。この構図、半世紀前とそっくりだ。仮に、三つ巴になったとしても「自治と経済」をめぐる闘いに何ら変わりない▼屋良朝苗さんは「誠意あるところ道は必ず開ける」との言葉を残した。新しい年に道を開き、歩みたいものである。(慶田盛伸)

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