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保守分裂で三つどもえか 石垣市長選

右から宮良操氏(61)、中山義隆氏(50)、砂川利勝氏(54)

右から宮良操氏(61)、中山義隆氏(50)、砂川利勝氏(54)

砂川氏擁立の動き

 3月4日告示、同11日投開票の石垣市長選で、出馬を表明している革新系市議の宮良操氏(61)と3期目を目指す保守系現職の中山義隆氏(50)のほか、現職に反発する保守支持層に自民党県議の砂川利勝氏(54)を擁立する動きが具体化していることが4日までに分かった。関係者によると、本人も意思を固めたという。出馬表明の時期も近いとみられている。今市長選は、保守分裂による三つどもえの戦いになる可能性が出てきた。

 現職周辺では「出馬の意思を固めているのであれば、すぐにでも表明すべきだろう。それをしないのは、揺さぶりが目的だからではないか」「出馬すれば保守は共倒れになる」と半信半疑の見方が支配的だが、砂川氏に近い関係者は名前こそ明らかにしなかったものの「第三の候補は100%出る。間違いなく出る」として近く表面化するとの見方を示している。

 市長選をめぐり、砂川氏は中山氏と接触しておらず、中山氏が昨年12月27日に行った出馬表明会見にも同席していない。砂川氏に近い有力者の姿もなく、砂川氏を推すグループが支持固めに入っているとの情報も流れており、保守系の有力者の協力を取り付けた上で出馬表明に臨むものとみられている。

 今市長選は、石垣島への陸上自衛隊配備計画への対応が最大の争点。宮良氏は「反対、阻止」の立場を明確にしているが、中山氏は受け入れ可否の最終判断を保留し、「防衛省と話し合う」との立場。宮良氏が陸自配備問題を最大の争点に挙げる一方、中山氏は経済振興策を掲げているため、対立軸が鮮明になっていない。

 砂川氏はこれまで陸自配備には賛成の立場を示しているが、出馬した場合、平得大俣東への配備に対する姿勢が焦点となりそうだ。

 ■三者三様の思惑

 石垣市長選に出馬を予定している保守系現職の中山義隆、革新系新人の宮良操、新たに名前が浮上した県議の砂川利勝の3氏が4日、市内ホテルで行われた初春の交歓会で顔をそろえた。互いに接触する姿は確認できず、それぞれの思惑が交錯する一コマとなった。中山、砂川両氏のあいさつも選挙を意識した内容との見方が出席者の間に広がった。

 中山氏は「2期8年、仕事をしてことし3月末で任期満了する。この間、市政の発展、経済の振興、市民所得の向上に取り組んできた」などと述べ、具体例を挙げて実績を強調。あいさつは11分余りに及んだ。

 これに対し、砂川氏のあいさつは市政の内容について具体的な言及がなく2分程度で終了。砂川氏は、新県立八重山病院の開院や新空港アクセス道路の整備など県事業に触れた上で「会場の皆さん、一丸となって石垣市を発展させていこう」と語気を強めて呼び掛けた。

 続けてマイクを握った、宮良氏を推す次呂久成崇氏も八重山病院の開院を取り上げ、「建設費の高騰や人材不足などで医療機器の整備予算が足りないが、砂川議員とも協力して県に訴え、整備を進めたい」と呼応するかのような発言をした。

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