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観光入域135万人台へ

2017年を振り返る

 ■オスプレイ飛来

 あと2日で2017年が明ける。酉(とり)年のことしを振り返ってみると、何かと印象に残ることが多かったように思える。

 本市の10大ニュースから1年をひもといてみると、9月末に飛行中に不具合を起こした1機を含む2機の米軍の垂直離着陸機MV22「オスプレイ」が南ぬ島石垣空港に緊急着陸。修理するため6日間駐機したが、米軍から情報が地元にほとんど伝えられず、米軍に対する不信感が募った。市議会も臨時議会で緊急着陸に対する抗議決議案を全会一致で可決。抗議の意思を示した。

 現職市議2人を含む4人が、中山義隆市長に対する職務強要容疑で逮捕、起訴された。市議らは否認している。市長室でのやりとりの様子が録画録音され、証拠として県警に提出された。

 陸自配備をめぐっては、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会が反対署名1万4022筆を市に提出。市は署名の重複記載や選挙人名簿との照合作業を進めており、同連絡会は照合に反発している。

 このほかに、八商工の平良海馬投手が西武ライオンズに4位指名され、入団が決定。背番号は61。平良は「最多勝」を目標に掲げた。一日も早い1軍での登板を期待したい。

 ■好調な経済活動

 経済は好調を維持した。根幹を成す観光産業は入域観光客が11月末時点で129万6505人と、前年の年間実績を上回り、過去最高の135万人台が確実な状況となった。堅調な東京を中心とした本土直行便の機材の大型化や、海外路線の増便などが功を奏した。

 また、海路も海外からの大型クルーズ船の寄港増や、船体の大型化などで入域客が急増した。来年は新港地区でフェリー専用バースが一部供用開始することで、現在、沖泊まりしている大型船の接岸も可能となり、利用客の利便性向上が期待される。

 一方、入域客の受け皿となるホテルの着工や計画が相次ぐ半面、白保や竹富島では地域住民と建設業者との対立が表面化。ホテル建設による自然破壊も危惧されている。また、建設業やサービス業などで慢性的な人手不足が続いており、各業界で人材確保が新たな課題として問題化している。

 ■来年は選挙の年

 来年は3月の石垣市長選に始まり、9月の3市町の議員選、11月の県知事選と三つの選挙が行われる4年に1度の選挙イヤー。石垣市長選は現職で3期目を目指す中山義隆氏(50)と新人で市議の宮良操氏(61)が立候補を表明しており、現時点では保革一騎打ちの様相。中山氏は「経済振興策」、宮良氏は「陸自配備問題」と、争点に違いがあるものの、選挙の結果が平得大俣で国が進める陸自配備計画の行方に大きく影響しそうだ。

 9月の市町議選は、与党多数の石垣市と竹富町、野党多数の与那国町で、与野党の構図がどう変わるかが注目される。知事選は翁長雄志知事の4年間の実績が問われることに。

 石垣市の新庁舎も、来年旧空港跡地で着工する。新県立八重山病院も完成、供用開始される。行政と医療の拠点施設が新たな展開を迎える。

 来年は戌(いぬ)年。常に元気に走り回る犬のように、八重山の経済が活性化することを期待したい。

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