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1年納めの師走に思う

北朝鮮、安倍政治、米軍犯罪、市議会など

 ■丁寧で謙虚な政治今後も

 光陰矢のごとしで1年納めの12月を迎えた。「忖度」(そんたく)という言葉が流行語大賞に輝くなど「丁寧」(ていねい)と「謙虚」という言葉とは真逆な「横柄」「乱暴」「ごう慢」「尊大」な政治を続けている安倍政治に今年はいよいよ終止符が打たれるのかと思いきや逆に大勝し、引き続き危うい政治が場合によっては最大4年後まで継続されることになった。

 野党が“小池劇場”で分断され自滅したとはいえ、国民はなぜあえて「戦争する国」に向かう安保法や共謀罪法を強行し、お友だちの森友・加計学園疑惑隠しをする政権を選挙前は支持しないと言いつつ選択したのか。沖縄差別の安倍政治に今回もノーを突きつけた沖縄県民には理解不能な結果だ。

 そういう日本国を相手に沖縄県民や翁長知事は「日米安保を全国で分担してください」と今後もやりきれない大変な闘いが続くが、諦めなければ必ず報われる日が来るはずだ。

 ■首相と米大統領が脅威

 しかも今回の600億円の税金を投入した選挙理由の「国難」も、当事国は北朝鮮とアメリカだが、それを本来仲裁役に回るべき首相が「圧力しかない」と米国と一緒になって挑発。有事には北朝鮮の怒りを買って真っ先に日本がミサイル攻撃を受けかねない。

 それだけに中国や北朝鮮の脅威をしきりにあおり、それを選挙や軍拡に利用する首相こそが、武器を同盟国に売りつけ今にも先制攻撃しかねないトランプ大統領と共に脅威だと指摘する識者は少なくない。

 沖縄では1日、ウオーキング中の20歳の女性を暴行目的で殺害した元米海兵隊員の軍属に判決が下された。無期懲役だった。極刑を望んだ両親は娘の無念に涙し、2年近くを経た今も手向けの花が後を絶たないという遺体発見現場は何を物語るか。判決直前の11月には61歳の男性が飲酒運転の米兵にはねられ死亡。県議会は最近では異例の全会一致で抗議決議案を可決した。

 それは基地あるがゆえの度重なる事件・事故に対し、政治的に立ち位置の違う自民などの会派もその立場を超えて県民の怒りを示そうと歩み寄った結果だ。沖縄の基地問題は翁長知事が訴えているように常にそうあるべきだ。

 ■中国強硬がリスクに

 12月定例市議会が開会した。市長脅迫で逮捕された今村重治氏の出席をめぐり初日から議会が混乱するなど、来年3月の市長選に向け今議会は激しい前哨戦が繰り広げられるだろう。

 そういう中で先日、尖閣諸島をめぐる一連の中国の強硬姿勢が、日本の実効支配を打破したいとする習近平国家主席の「中国の権益を守る軍事行動」だったとの報道があった。やはり尖閣国有化が中国に付け込むすきを与えたようであり今後も海、空からの継続を指示しているという。

 一方で軍事衝突しないよう制御可能な状況を保つとしており、現在のにらみ合いが長期戦になるのは必至だ。その間に中国が強硬になればなるほど軍事的な自衛隊の展開が一層緊張状態を高め、中山市長が受け入れようとしている自衛隊は抑止力どころか戦争に巻き込まれる危険性を増大するものだ。

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