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台湾蘇澳鎮の漁港、南方澳に行った時…

 台湾蘇澳鎮の漁港、南方澳に行った時、屋台でアイスクリームを注文したところ、クレープのような薄い皮でアイスクリームとハーブを一緒に包んでくれた。口当たりの良い甘みにさっぱり感が加わり、病みつきになる▼「パクチー」、「香菜」、「コリアンダー」。もちろんそう呼んでもいいが、このハーブの呼び名はやはり「クシティ」だろう。クシティが苦手な人ももちろんいる。好き嫌いが話題になるということはつまり、注目されがちな野菜ということにほかならない▼「クシティ」は、与那国島ならではの言葉。普段からごく当たり前にクシティを食する与那国島の、文化の独自性を表している。台湾では、地元の人たちでにぎわう市場でクシティを見かける。多種多様な野菜と一緒に、棚の一角に置かれている▼先月下旬に訪れた台湾北東部の町では、屋台でちまきを頼んだところ、クシティを何切れかぱらりと振りかけた状態で出てきた。クシティにはあちこちで出会う▼そのたびに思い出すのは、与那国島のあちこちでクシティを使った料理に出会ったことだ。111㌔しか離れていない台湾と与那国の近さを実感できる食べ物だと、私はひとりそう思っている▼毎年12月の第2日曜日は町が定めた「クシティの日」。今月10日が第1回である。(松田良孝)

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