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作家・池上永一さんが「ヒストリア」で

 作家・池上永一さんが「ヒストリア」で第8回山田風太郎賞を受賞した。小中学校の同級生として誇らしく思う。読み始めたところだが、読者には併せて「テンペスト」も薦めたい。反響が大きかったので既読の方も多いとは思うが▼舞台は19世紀末の琉球王朝。聡明(そうめい)な少女が性を偽って男として生きていく。本場・清国よりも難関とされる琉球王府の官吏登用試験「科試」(こうし)に挑戦するくだりがおもしろい▼「清国国内の混乱状態を踏まえつつ、今後、わが国が取る対清政策について論ぜよ」。琉球は中国と日本のはざまにあり、欧米列強の脅威もある。主人公は次のように考えた▼「琉球は清国なしでも生きていける」。地政学的優位性を用い、琉球を大国間の緩衝地帯にすればきっと生き延びられるはずだ。まずは情報収集だ、と▼そこで出題▼石垣島の北西約170㌔にある石垣市の行政区域・尖閣諸島周辺で、尖閣を領土と主張する大国の中国が領海侵入を繰り返している。これを脅威だとして、日本は、石垣島に地対空・地対艦誘導弾部隊を配備しようとしている。日本のバックにはこれも大国の米国がいる。石垣島が局地的な武力衝突に巻き込まれるリスクもある。これに石垣島はどう対処すればよいか、主体性を持って論ぜよ。(比嘉盛友)

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